$\frac{\pi}{3} \le \theta \le \frac{7}{6}\pi$ の範囲で、関数 $y = 2\cos\theta + 2$ の最大値と最小値を求める問題です。$\theta$ がいくつのときに最大値、最小値をとるのか、選択肢の中から選びます。

解析学三角関数最大値最小値cos関数値域
2025/6/7

1. 問題の内容

π3θ76π\frac{\pi}{3} \le \theta \le \frac{7}{6}\pi の範囲で、関数 y=2cosθ+2y = 2\cos\theta + 2 の最大値と最小値を求める問題です。θ\theta がいくつのときに最大値、最小値をとるのか、選択肢の中から選びます。

2. 解き方の手順

y=2cosθ+2y = 2\cos\theta + 2 の最大値と最小値を考えます。
cosθ\cos\theta の値域は 1cosθ1-1 \le \cos\theta \le 1 です。
したがって、2cosθ2\cos\theta の値域は 22cosθ2-2 \le 2\cos\theta \le 2 です。
2cosθ+22\cos\theta + 2 の値域は 02cosθ+240 \le 2\cos\theta + 2 \le 4 です。
つまり、yy の最大値は 4, 最小値は 0 となります。
次に、θ\theta の範囲 π3θ76π\frac{\pi}{3} \le \theta \le \frac{7}{6}\piyy が最大値 4, 最小値 0 をとるときの θ\theta を求めます。
y=4y = 4 となるとき、2cosθ+2=42\cos\theta + 2 = 4 より cosθ=1\cos\theta = 1
cosθ=1\cos\theta = 1 となるのは θ=0,2π,...\theta = 0, 2\pi, ... のときですが、π3θ76π\frac{\pi}{3} \le \theta \le \frac{7}{6}\pi の範囲には該当するものはありません。
しかし、cosπ3=12\cos \frac{\pi}{3} = \frac{1}{2} なので、2cosπ3+2=2×12+2=32\cos \frac{\pi}{3} + 2 = 2\times \frac{1}{2} + 2 = 3
θ=π3\theta = \frac{\pi}{3} で最大値 3 をとります。
y=0y = 0 となるとき、2cosθ+2=02\cos\theta + 2 = 0 より cosθ=1\cos\theta = -1
cosθ=1\cos\theta = -1 となるのは θ=π\theta = \pi のときです。
π3π76π\frac{\pi}{3} \le \pi \le \frac{7}{6}\pi を満たすので、θ=π\theta = \pi で最小値 0 をとります。
したがって、θ=π3\theta = \frac{\pi}{3} のとき、最大値 3
θ=π\theta = \pi のとき、最小値 0 をとります。

3. 最終的な答え

エ:6
オ:4
カ:8
キ:0

「解析学」の関連問題

次の2つの極限を求める問題です。 (1) $\lim_{h \to 0} (1 + 3h)^{\frac{1}{h}}$ (2) $\lim_{x \to \infty} (1 - \frac{2}{...

極限自然対数e
2025/6/7

次の関数を微分する問題です。 (1) $y = 3^x$ (2) $y = (\frac{1}{2})^x$

微分指数関数対数
2025/6/7

与えられた3つの関数を微分する問題です。 (1) $y = x^2 \log x$ (2) $y = \log (4x + 3)$ (3) $y = \log (-2x)$

微分対数関数合成関数の微分積の微分
2025/6/7

問題2では、逆三角関数の導関数を求める問題です。具体的には、(1) $arcsin(2x)$、(2) $arccos(x^2 - 1)$、(3) $arctan(\sqrt{x})$ の導関数を求めま...

微分導関数逆三角関数連鎖律対数微分
2025/6/7

与えられた関数を微分する問題です。 (7) $y = \frac{e^x}{x^2}$ (8) $y = \frac{x}{e^x}$ (9) $y = \frac{1}{\sqrt[3]{e^x}}...

微分関数の微分商の微分公式指数関数
2025/6/7

$\arcsin(\cos(\frac{16\pi}{5}))$ を計算します。

三角関数逆三角関数弧度法
2025/6/7

次の関数を微分せよ。 (1) $y = e^{3x}$ (2) $y = xe^x$ (3) $y = e^x \cos x$ (4) $y = e^x \tan x$ (5) $y = e^{2x}...

微分指数関数三角関数合成関数積の微分
2025/6/7

次の2つの関数を微分する問題です。 (1) $y = e^{3x}$ (2) $y = xe^x$

微分指数関数合成関数の微分積の微分
2025/6/7

関数 $f(x) = \exp(\sin x)$ の $x=0$ における2次の漸近展開を求める問題です。

テイラー展開漸近展開微分指数関数三角関数
2025/6/7

次の極限値を求めます。 (1) $\lim_{\theta \to 0} \frac{\sin 3\theta}{2\theta}$ (2) $\lim_{\theta \to 0} \frac{\t...

極限三角関数ロピタルの定理
2025/6/7