画像には導関数の定義に関する記述があります。 Q8では、導関数の定義における極限 $ \lim_{h \to 0} \frac{f(x+h) - f(x)}{h} $ を求める際、分母の極限が0になるため極限値が存在せず、$f'(x)$ は近似値であると述べています。 Q9では、同様に導関数の定義において、$ \frac{f(x+h) - f(x)}{h} $ の分母の極限値は0になるため、商の極限の公式 $\lim \frac{A}{B} = \frac{\lim A}{\lim B}$ が使えないと述べています。

解析学導関数極限微積分不定形ロピタルの定理
2025/6/7

1. 問題の内容

画像には導関数の定義に関する記述があります。
Q8では、導関数の定義における極限 limh0f(x+h)f(x)h \lim_{h \to 0} \frac{f(x+h) - f(x)}{h} を求める際、分母の極限が0になるため極限値が存在せず、f(x)f'(x) は近似値であると述べています。
Q9では、同様に導関数の定義において、f(x+h)f(x)h \frac{f(x+h) - f(x)}{h} の分母の極限値は0になるため、商の極限の公式 limAB=limAlimB\lim \frac{A}{B} = \frac{\lim A}{\lim B} が使えないと述べています。

2. 解き方の手順

これらの記述は、導関数の定義における極限の取り扱いに関する注意点を述べています。
* Q8の記述は、h0h \to 0 のとき、分母が0に近づくため、単純に極限が存在しないとは限りません。分子も0に近づく場合があり、不定形となります。この場合、ロピタルの定理や、式の変形などによって極限を求める必要があります。
* Q9の記述は、商の極限の公式を使うためには、分母の極限が0でないことが条件であることを指摘しています。導関数の計算では分母が0に近づくため、安易に公式を適用することはできません。工夫が必要であることを示唆しています。
したがって、この問題は与えられた記述に対する理解を問うものであり、特定の数値を求めるものではありません。

3. 最終的な答え

Q8: 導関数の定義において、分母の極限が0になるからといって、極限値が存在しないとは限らない。
Q9: 導関数の定義において、分母の極限が0になるため、単純に商の極限の公式は使えない。

「解析学」の関連問題

実数 $a$ の範囲が $2 < a < 3$ のとき、3次関数 $f(x) = x^3 - 3ax^2 + 3(2a^2 + a - 6)x$ は極大値と極小値を持つ。$f(x)$ の極大値と極小値...

3次関数極値微分解と係数の関係
2025/6/8

与えられた12個の関数について、それぞれ微分を計算します。

微分三角関数合成関数の微分積の微分商の微分
2025/6/8

2つの放物線 $y = -3x^2 + 12x$ (①) と $y = 5x^2 - 12x$ (②) で囲まれた図形をFとする。 (1) 図形Fの面積Sを求める。 (2) 放物線①、②の原点O以外の...

積分放物線面積定積分
2025/6/8

線積分 $\int_C (2x - y + 8) dx + (2x + y - 8) dy$ を計算する問題です。ただし、$C$ は $x^2 + (y-3)^2 = 36$ で表される円周を左回りに...

線積分グリーンの定理多変数関数
2025/6/8

数列$\{a_n\}$が、$a_1 = \frac{c}{1+c}$、$a_{n+1} = \frac{1}{2-a_n}$ (n=1, 2, 3, ...)を満たすとする。ただし、$c$は正の実数で...

数列極限数学的帰納法級数
2025/6/8

問題 (5) は関数 $y = \sqrt{1 + \frac{1}{\sqrt{x}}}$ の微分を計算する問題です。

微分合成関数チェーンルール関数の微分
2025/6/8

次の2つの極限を求める問題です。 (1) $\lim_{h \to 0} (1 + 3h)^{\frac{1}{h}}$ (2) $\lim_{x \to \infty} (1 - \frac{2}{...

極限自然対数e
2025/6/7

次の関数を微分する問題です。 (1) $y = 3^x$ (2) $y = (\frac{1}{2})^x$

微分指数関数対数
2025/6/7

与えられた3つの関数を微分する問題です。 (1) $y = x^2 \log x$ (2) $y = \log (4x + 3)$ (3) $y = \log (-2x)$

微分対数関数合成関数の微分積の微分
2025/6/7

問題2では、逆三角関数の導関数を求める問題です。具体的には、(1) $arcsin(2x)$、(2) $arccos(x^2 - 1)$、(3) $arctan(\sqrt{x})$ の導関数を求めま...

微分導関数逆三角関数連鎖律対数微分
2025/6/7