ライプニッツの公式は、2つの関数の積のn階導関数を求める公式です。
(uv)(n)=k=0∑nnCku(n−k)v(k) ここで、u(n) は u の n 階導関数、nCk は二項係数を表します。 与えられた関数 y=xsin(3x) を y=uv と見なすと、 u=x 、v=sin(3x) となります。 4階導関数を求めるので、n=4 です。 ライプニッツの公式を適用します。
y(4)=k=0∑44Cku(4−k)v(k) ここで、u=x なので、u′=1、u′′=u′′′=u(4)=0 となります。 また、v=sin(3x) なので、 v′=3cos(3x)、 v′′=−9sin(3x)、 v′′′=−27cos(3x)、 v(4)=81sin(3x) となります。 よって、ライプニッツの公式の各項は以下のようになります。
* k=0: 4C0u(4)v(0)=1⋅0⋅sin(3x)=0 * k=1: 4C1u(3)v(1)=4⋅0⋅3cos(3x)=0 * k=2: 4C2u(2)v(2)=6⋅0⋅(−9sin(3x))=0 * k=3: 4C3u(1)v(3)=4⋅1⋅(−27cos(3x))=−108cos(3x) * k=4: 4C4u(0)v(4)=1⋅x⋅81sin(3x)=81xsin(3x) したがって、
y(4)=0+0+0−108cos(3x)+81xsin(3x)=81xsin(3x)−108cos(3x)