$\pi$は無理数なので、 $A = \{r \in \mathbb{Q} | r < \pi\}$ $B = \{r \in \mathbb{Q} | r \geq \pi\}$ と定義する。
2025/6/8
## 問題の解答
以下に、OCRで読み取れた問題文に対する解答を記述します。
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1. 問題の内容**
* 円周率 において、有理数全体のデデキント切断 を与えよ。集合 を内包表記で定義せよ。
* 次の集合それぞれについて、上限、下限を求めよ。また最大値、最小値があるかないかを示せ。
*
* 。ただし は 0 を含まない自然数全体とする。
* 「数列 が に収束するとき、 が に収束する」この命題の仮定と結論を、- 論法でそれぞれ記述し、証明せよ。
* を - 論法で記述せよ。 のとき対応する自然数 は最低いくつ以上必要か?
* を求めよ。
* を求めよ。
* を求めよ。
* の連続性を調べよ。また微分可能ではない点があれば述べよ。
* の における接線の方程式を求めよ。
* の導関数を を含まない表記で求めよ。
* の 階導関数を求めよ。
* をマクローリン展開せよ。
* の のときのマクローリンの公式を求め、 の値の近似値を求めよ。
* の のときのマクローリンの公式を求めよ。 を のべき乗に展開したときとどう違うか述べよ。
* とする。 を の形に直せ。ここでは は虚数単位である。
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2. 解き方の手順と解答**
1. **デデキント切断**
は無理数なので、
と定義する。
2. **上限、下限、最大値、最小値**
* 集合
* 下限: -3
* 上限: 5
* 最小値: なし
* 最大値: 5
* 集合
* 下限: 1
* 上限: 2
* 最小値: なし
* 最大値: 2
3. **数列の収束**
仮定:
結論:
証明:
より、仮定より結論が導かれる。
4. **$\epsilon$-$N$ 論法**
の - 論法による記述:
のとき:
したがって、
5. **極限の計算**
6. **極限の計算**
7. **極限の計算**
8. **連続性と微分可能性**
* のとき
* のとき
* のとき
は連続である。
微分可能ではない点:
9. **接線の方程式**
における接線の傾き:
における 座標:
接線の方程式:
1
0. **導関数の計算**
1
1. **n階導関数の計算**
一般的に
1
2. **マクローリン展開**
1
3. **マクローリン展開と近似値**
のときのマクローリン展開:
1
4. **マクローリン展開とべき乗展開の違い**
のときのマクローリンの公式は、3次までの項を計算する。
よって
を のべき乗で展開すると、二項定理により
のマクローリン展開は3次までの項を表し, を展開すると6次までの項が現れる。
1
5. **複素数の計算**
**
3. 最終的な答え**
1. $A = \{r \in \mathbb{Q} | r < \pi\}$, $B = \{r \in \mathbb{Q} | r \geq \pi\}$
2. A: 下限: -3, 上限: 5, 最大値: 5, 最小値: なし B: 下限: 1, 上限: 2, 最大値: 2, 最小値: なし
3. 上記参照
4. $N = 3$
5. $\frac{1}{3}$
6. $e^{-2}$
7. 1
8. 連続, 微分可能ではない点: $x = -1, 1$
9. $y = -e^{-e}x + (e+1)e^{-e}$
1
0. 0
1
1. $f^{(n)}(x) = 5^{n-1}(5x + n)e^{5x}$
1
2. $\sum_{n=0}^{\infty} \frac{x^{2n}}{n!}$
1
3. $\log(1+x) \approx x - \frac{x^2}{2} + \frac{x^3}{3}$, $0.0009995$
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4. 3次までの項の展開, 上記参照
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