傾斜 $30^\circ$ の坂の頂上に塔が立っている。坂のふもとから塔の先端を見ると、水平面に対して $45^\circ$ の角度に見える。坂を斜面に沿って $30m$ 進んだA点から再び塔の先端を見ると、水平面に対して $60^\circ$ の角度に見える。 (1) A点から坂の頂上まで、斜面に沿ってさらに何 $m$ あるか。 (2) 塔そのものの高さは何 $m$ であるか。 (3) 塔の先端と坂のふもとの高低差は何 $m$ であるか。
2025/6/8
1. 問題の内容
傾斜 の坂の頂上に塔が立っている。坂のふもとから塔の先端を見ると、水平面に対して の角度に見える。坂を斜面に沿って 進んだA点から再び塔の先端を見ると、水平面に対して の角度に見える。
(1) A点から坂の頂上まで、斜面に沿ってさらに何 あるか。
(2) 塔そのものの高さは何 であるか。
(3) 塔の先端と坂のふもとの高低差は何 であるか。
2. 解き方の手順
まず、問題文を図に表す。塔の高さを 、 点から坂の頂上までの距離を とする。坂のふもとを原点とし、坂に沿って 軸、鉛直方向に 軸をとる。
(1)
A点から塔の先端を見上げた角度が であることから、
を用いる。
また、坂の傾斜が であることを考慮すると、
坂のふもとから塔の先端を見上げた角度が であることから、
を用いる。
ここで、 は坂のふもとから坂の頂上までの斜面の長さである。
進んだ点での塔の先端を見上げる角度のtanはなので
坂のふもとから塔の先端を見上げる角度はなので
塔の先端の高さは、水平距離に等しい
坂の水平距離は
塔の高さは傾斜の坂にそってL進んだ距離の鉛直距離
水平距離 = L cos(30)
(1)
(2)
h = 30(3+2√3) + 30 = 120.794
(2)
(3)
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)