(2) 多項式 $P(x)$ を $x-1$ で割ると余りが $5$, $x-2$ で割ると余りが $7$ となる。このとき、$P(x)$ を $x^2-3x+2$ で割った余りを求めよ。 (3) $x^{2025}-1$ を $x^2-x$ で割った余りを求めよ。

代数学多項式剰余の定理因数定理
2025/6/8

1. 問題の内容

(2) 多項式 P(x)P(x)x1x-1 で割ると余りが 55, x2x-2 で割ると余りが 77 となる。このとき、P(x)P(x)x23x+2x^2-3x+2 で割った余りを求めよ。
(3) x20251x^{2025}-1x2xx^2-x で割った余りを求めよ。

2. 解き方の手順

(2) P(x)P(x)x23x+2=(x1)(x2)x^2-3x+2 = (x-1)(x-2) で割った余りを ax+bax+b とおく。
P(x)=(x1)(x2)Q(x)+ax+bP(x) = (x-1)(x-2)Q(x) + ax + b と表せる。
ここで、P(1)=a(1)+b=a+b=5P(1) = a(1) + b = a+b = 5P(2)=a(2)+b=2a+b=7P(2) = a(2) + b = 2a+b = 7 が与えられている。
この連立方程式を解く。
2a+b=72a + b = 7
a+b=5a + b = 5
を引き算すると、a=2a = 2 が得られる。
これを a+b=5a+b = 5 に代入すると、2+b=52 + b = 5 より b=3b = 3 となる。
したがって、余りは 2x+32x + 3 である。
(3) x20251x^{2025}-1x2x=x(x1)x^2-x = x(x-1) で割った余りを ax+bax+b とおく。
x20251=x(x1)Q(x)+ax+bx^{2025}-1 = x(x-1)Q(x) + ax + b と表せる。
ここで、x=0x=0 を代入すると、
020251=0(01)Q(0)+a(0)+b0^{2025} - 1 = 0 \cdot (0-1) \cdot Q(0) + a(0) + b
1=b-1 = b
x=1x=1 を代入すると、
120251=1(11)Q(1)+a(1)+b1^{2025} - 1 = 1 \cdot (1-1) \cdot Q(1) + a(1) + b
11=a+b1 - 1 = a + b
0=a+b0 = a + b
したがって、a=b=(1)=1a = -b = -(-1) = 1 である。
よって、余りは x1x - 1 である。

3. 最終的な答え

(2) 2x+32x+3
(3) x1x-1

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