ド・モルガンの法則を用いて、集合の等式 $\overline{(\overline{A \cup B}) \cap \overline{C}} = (A \cap B) \cup C$ を証明する問題です。

代数学集合ド・モルガンの法則集合演算証明
2025/6/8

1. 問題の内容

ド・モルガンの法則を用いて、集合の等式 (AB)C=(AB)C\overline{(\overline{A \cup B}) \cap \overline{C}} = (A \cap B) \cup C を証明する問題です。

2. 解き方の手順

まず、左辺を変形していきます。ド・モルガンの法則を適用します。
ド・モルガンの法則は以下の通りです。
* AB=AB\overline{A \cup B} = \overline{A} \cap \overline{B}
* AB=AB\overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B}
また、集合の補集合の補集合は元の集合に戻る、つまり A=A\overline{\overline{A}} = A という性質も利用します。
左辺 (AB)C\overline{(\overline{A \cup B}) \cap \overline{C}} に対してド・モルガンの法則を適用すると、
(AB)C=ABC\overline{(\overline{A \cup B}) \cap \overline{C}} = \overline{\overline{A \cup B}} \cup \overline{\overline{C}}
補集合の補集合の性質 A=A\overline{\overline{A}} = A を適用すると、
ABC=(AB)C\overline{\overline{A \cup B}} \cup \overline{\overline{C}} = (A \cup B) \cup C
結合法則より、
(AB)C=A(BC)(A \cup B) \cup C = A \cup (B \cup C)
ここで、右辺 (AB)C(A \cap B) \cup C と一致するように変形することを考えます。
しかし、左辺を (AB)C(A \cap B) \cup C の形に変形するのは困難なので、右辺を変形して左辺に一致するようにします。
右辺(AB)C(A \cap B) \cup C はこれ以上簡単にならないので、左辺の (AB)C(A \cup B) \cup Cもこれ以上簡単になりません。
元の問題に誤りがあります。問題は、(AB)C=(AB)C\overline{(\overline{A} \cup \overline{B}) \cap \overline{C}} = (A \cap B) \cup C であると考えられます。
この場合、左辺から計算すると、
(AB)C\overline{(\overline{A} \cup \overline{B}) \cap \overline{C}}
ド・モルガンの法則より、
=(AB)C= \overline{(\overline{A} \cup \overline{B})} \cup \overline{\overline{C}}
=ABC= \overline{\overline{A}} \cap \overline{\overline{B}} \cup \overline{\overline{C}}
=ABC= A \cap B \cup C
=(AB)C= (A \cap B) \cup C

3. 最終的な答え

問題文に誤りがあると考えられます。
正しい問題文が (AB)C=(AB)C\overline{(\overline{A} \cup \overline{B}) \cap \overline{C}} = (A \cap B) \cup C である場合、上記の通り証明できます。
(AB)C=(AB)C\overline{(\overline{A} \cup \overline{B}) \cap \overline{C}} = (A \cap B) \cup C

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