以下の問題について、空欄に「必要」、「十分」、「必要十分」のうち適切な語句を入れ、文章を完成させる。 (1) $x = y$ は $x + z = y + z$ のための \_\_\_ 条件である。 (2) $ac = bc$ は $a = b$ のための \_\_\_ 条件である。 (3) 整数 $n$ について、$n$ は $4$ の倍数」は「$n$ は $2$ の倍数」のための \_\_\_ 条件である。 (4) 四角形がひし形であることは、対角線が垂直に交わるための \_\_\_ 条件である。

その他論理必要条件十分条件必要十分条件命題
2025/6/8

1. 問題の内容

以下の問題について、空欄に「必要」、「十分」、「必要十分」のうち適切な語句を入れ、文章を完成させる。
(1) x=yx = yx+z=y+zx + z = y + z のための \_\_\_ 条件である。
(2) ac=bcac = bca=ba = b のための \_\_\_ 条件である。
(3) 整数 nn について、nn44 の倍数」は「nn22 の倍数」のための \_\_\_ 条件である。
(4) 四角形がひし形であることは、対角線が垂直に交わるための \_\_\_ 条件である。

2. 解き方の手順

(1)
x=yx = y ならば x+z=y+zx + z = y + z は成り立つ。
x+z=y+zx + z = y + z ならば、両辺から zz を引くと x=yx = y となるので、x=yx = y が成り立つ。
よって、x=yx = yx+z=y+zx + z = y + z であるための必要十分条件である。
(2)
a=ba = b ならば ac=bcac = bc は成り立つ。
しかし、ac=bcac = bc であっても、c=0c = 0 の場合、aabb が異なっていても成り立つ。
たとえば、a=1a = 1, b=2b = 2, c=0c = 0 のとき、ac=0ac = 0 であり、bc=0bc = 0 である。
したがって、ac=bcac = bca=ba = b であるための必要条件であるが、十分条件ではない。
(3)
nn44 の倍数ならば、nn22 の倍数である。
nn22 の倍数であっても、nn44 の倍数であるとは限らない。
たとえば、n=2n = 222 の倍数であるが、44 の倍数ではない。
したがって、nn44 の倍数であることは、nn22 の倍数であるための十分条件であるが、必要条件ではない。
(4)
四角形がひし形であるならば、対角線は垂直に交わる。
対角線が垂直に交わる四角形であっても、ひし形であるとは限らない。
たとえば、凧形(かいがた)は対角線が垂直に交わるが、ひし形ではない場合がある。
したがって、四角形がひし形であることは、対角線が垂直に交わるための十分条件であるが、必要条件ではない。

3. 最終的な答え

(1) 必要十分
(2) 必要
(3) 十分
(4) 十分

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