2組の連立方程式が与えられています。 $ \begin{cases} 6+2(x-y)=x \\ ax-by=-6 \end{cases} $ と $ \begin{cases} 3x-2y=2 \\ bx+2y=2 \end{cases} $ この2組の連立方程式が同じ解を持つとき、$a$と$b$の値を求めます。
2025/6/8
1. 問題の内容
2組の連立方程式が与えられています。
\begin{cases}
6+2(x-y)=x \\
ax-by=-6
\end{cases}
と
\begin{cases}
3x-2y=2 \\
bx+2y=2
\end{cases}
この2組の連立方程式が同じ解を持つとき、との値を求めます。
2. 解き方の手順
まず、2番目の連立方程式からとの値を求めます。
\begin{cases}
3x-2y=2 \\
bx+2y=2
\end{cases}
この連立方程式の解は、とが与えられた2組の連立方程式の解でもあるので、との値を求めることができます。
まず、2番目の連立方程式を解きます。
3x-2y=2
bx+2y=2
これらの式を足し合わせると、が消去されます。
(3+b)x = 4
x = \frac{4}{3+b}
をに代入します。
3 \cdot \frac{4}{3+b} - 2y = 2
\frac{12}{3+b} - 2y = 2
2y = \frac{12}{3+b} - 2
2y = \frac{12 - 2(3+b)}{3+b}
2y = \frac{12 - 6 - 2b}{3+b}
2y = \frac{6 - 2b}{3+b}
y = \frac{3-b}{3+b}
次に、最初の連立方程式の最初の式を解きます。
6+2(x-y)=x
6 + 2x - 2y = x
x = 2y - 6
x = 2(\frac{3-b}{3+b}) - 6
x = \frac{6-2b}{3+b} - 6
x = \frac{6-2b - 6(3+b)}{3+b}
x = \frac{6-2b - 18 - 6b}{3+b}
x = \frac{-12 - 8b}{3+b}
2つの表現からを等しくします。
\frac{4}{3+b} = \frac{-12 - 8b}{3+b}
4 = -12 - 8b
16 = -8b
b = -2
これでの値がわかったので、との値を求めることができます。
x = \frac{4}{3+b} = \frac{4}{3-2} = 4
y = \frac{3-b}{3+b} = \frac{3-(-2)}{3+(-2)} = \frac{5}{1} = 5
とです。
最初の連立方程式の2番目の式は次のとおりです。
ax-by=-6
とを代入します。
4a - 5b = -6
を代入します。
4a - 5(-2) = -6
4a + 10 = -6
4a = -16
a = -4