$0^\circ \leq \theta \leq 90^\circ$のとき、$y = -2\sin\theta - 2\cos\theta$の最大値と最小値を求め、それぞれのときの$\theta$の値を求める問題です。

解析学三角関数最大値最小値三角関数の合成範囲
2025/3/27

1. 問題の内容

0θ900^\circ \leq \theta \leq 90^\circのとき、y=2sinθ2cosθy = -2\sin\theta - 2\cos\thetaの最大値と最小値を求め、それぞれのときのθ\thetaの値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、y=2sinθ2cosθy = -2\sin\theta - 2\cos\thetaを三角関数の合成を用いて変形します。
y=2(sinθ+cosθ)y = -2(\sin\theta + \cos\theta)
y=22(12sinθ+12cosθ)y = -2\sqrt{2} \left(\frac{1}{\sqrt{2}}\sin\theta + \frac{1}{\sqrt{2}}\cos\theta\right)
y=22(cosπ4sinθ+sinπ4cosθ)y = -2\sqrt{2} \left(\cos\frac{\pi}{4}\sin\theta + \sin\frac{\pi}{4}\cos\theta\right)
y=22sin(θ+π4)y = -2\sqrt{2} \sin\left(\theta + \frac{\pi}{4}\right)
y=22sin(θ+45)y = -2\sqrt{2} \sin\left(\theta + 45^\circ\right)
ここで、0θ900^\circ \leq \theta \leq 90^\circなので、45θ+4513545^\circ \leq \theta + 45^\circ \leq 135^\circです。
sin(θ+45)\sin(\theta + 45^\circ)の最大値はθ+45=90\theta + 45^\circ = 90^\circのときで、sin(90)=1\sin(90^\circ) = 1です。
sin(θ+45)\sin(\theta + 45^\circ)の最小値はθ+45=135\theta + 45^\circ = 135^\circのときで、sin(135)=12\sin(135^\circ) = \frac{1}{\sqrt{2}}です。
ただし、今回の問題では、yの最大最小を求める必要があるので、
sin(θ+45)\sin(\theta + 45^\circ)が最小のとき、yは最大になり、θ+45=45\theta+45^\circ=45^\circのとき、sin(θ+45)=sin(45)=22\sin(\theta+45^\circ) = \sin(45^\circ) = \frac{\sqrt{2}}{2}、yの最大値は 22×22=2-2\sqrt{2} \times \frac{\sqrt{2}}{2} = -2となります。θ=0\theta = 0^\circ
sin(θ+45)\sin(\theta + 45^\circ)が最大のとき、yは最小になり、θ+45=90\theta+45^\circ=90^\circのとき、sin(θ+45)=sin(90)=1\sin(\theta+45^\circ) = \sin(90^\circ) = 1、yの最小値は 22×1=22-2\sqrt{2} \times 1 = -2\sqrt{2}となります。θ=45\theta = 45^\circ

3. 最終的な答え

(1) -2
(2) 0
(3) 0
(4) -2
(5) 2
(6) 45

「解析学」の関連問題

与えられた関数 $y = \frac{(2x+3)^2}{(x-1)^3}$ の微分を求めます。

微分商の微分公式連鎖律関数の微分
2025/7/14

放物線 $y = 2x^2$ をCとする。点(1,4)を通る直線 $l$ がCと2点で交わっている。Cと $l$ の2つの交点のx座標を $\alpha, \beta$ ($ \alpha > \be...

放物線積分面積二次方程式解と係数の関係
2025/7/14

与えられた式 $\ln(\frac{256}{25} + \frac{64}{25})$ の値を計算します。

対数自然対数計算近似値
2025/7/14

与えられた8つの関数をそれぞれ微分する問題です。

微分合成関数の微分法積の微分法商の微分法指数関数対数関数
2025/7/14

与えられた式 $\ln\left(\frac{16^2}{5} + \frac{8^2}{5}\right)$ を計算して、その値を求める。

対数計算
2025/7/14

$a$ を正の実数とする。関数 $f(x) = e^{a(x+1)} - ax$ について、以下の問題を解く。 (1) $f(x)$ の最小値を求めよ。 (2) 原点から曲線 $y = f(x)$ に...

関数の最小値接線積分面積微分
2025/7/14

関数 $y = (3x + 1)^2 (2x - 1)^3$ を微分する。

微分合成関数積の微分
2025/7/14

放物線 $C: y = 2x^2$ と点 $(1, 4)$ を通る直線 $l$ が2点で交わっている。(1) $C$ と $l$ の2つの交点の $x$ 座標を $\alpha, \beta$ (ただ...

積分放物線面積二次関数解と係数の関係
2025/7/14

$a > 1$ とする。2点 $(1, 0)$, $(a, \log a)$ を通る直線を $\ell$ とする。$\ell$ と曲線 $y = \log x$ で囲まれた図形の面積が 2 より大きく...

積分対数関数面積不等式
2025/7/14

問題文は、与えられた関数 $f(x, y)$ の等高線 $f(x, y) = 0$ について、点 $(1, 2)$ における傾きを求めるものです。具体的には以下の3つの関数について求めます。 a) $...

陰関数偏微分等高線微分
2025/7/14