三角形ABCにおいて、点Pは辺BC上の点、点Oは線分AP上の点であり、$BP:PC=4:5$、$AO:OP=5:3$である。このとき、三角形OABと三角形OACの面積比を求める。つまり、$\triangle OAB : \triangle OAC = \text{オ} : \text{カ}$のオとカを求める問題である。

幾何学三角形面積比相似
2025/6/9

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、点Pは辺BC上の点、点Oは線分AP上の点であり、BP:PC=4:5BP:PC=4:5AO:OP=5:3AO:OP=5:3である。このとき、三角形OABと三角形OACの面積比を求める。つまり、OAB:OAC=:\triangle OAB : \triangle OAC = \text{オ} : \text{カ}のオとカを求める問題である。

2. 解き方の手順

まず、ABP\triangle ABPACP\triangle ACPの面積比を考える。これらの三角形は高さが共通(頂点Aから辺BCへの垂線)なので、面積比は底辺の比に等しい。したがって、
ABP:ACP=BP:PC=4:5\triangle ABP : \triangle ACP = BP : PC = 4:5
次に、OBP\triangle OBPOCP\triangle OCPの面積比を考える。これらの三角形も高さが共通(頂点Oから辺BCへの垂線)なので、面積比は底辺の比に等しい。したがって、
OBP:OCP=BP:PC=4:5\triangle OBP : \triangle OCP = BP : PC = 4:5
ここで、APAPを底辺とする OAP\triangle OAP について、AO:OP=5:3AO:OP=5:3 がわかっているので、OAB\triangle OABOAC\triangle OACの面積を ABP\triangle ABPACP\triangle ACPの面積を使って表すことを考える。
ABP=AOB+OBP\triangle ABP = \triangle AOB + \triangle OBP
ACP=AOC+OCP\triangle ACP = \triangle AOC + \triangle OCP
AOB=AOAPABP=58ABP\triangle AOB = \frac{AO}{AP}\triangle ABP = \frac{5}{8} \triangle ABP
AOC=AOAPACP=58ACP\triangle AOC = \frac{AO}{AP}\triangle ACP = \frac{5}{8} \triangle ACP
したがって、OAB:OAC=58ABP:58ACP=ABP:ACP=4:5\triangle OAB : \triangle OAC = \frac{5}{8} \triangle ABP : \frac{5}{8} \triangle ACP = \triangle ABP : \triangle ACP = 4:5

3. 最終的な答え

OAB:OAC=4:5\triangle OAB : \triangle OAC = 4 : 5

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