問題158: 2つの曲線 $y = ax^2 + b$ と $y = \frac{1}{x^2}$ が点 $(\sqrt{2}, \frac{1}{2})$ で交わり、この点における接線が直交するとき、定数 $a, b$ の値を求めよ。

解析学微分接線直交二次関数
2025/6/9

1. 問題の内容

問題158:
2つの曲線 y=ax2+by = ax^2 + by=1x2y = \frac{1}{x^2} が点 (2,12)(\sqrt{2}, \frac{1}{2}) で交わり、この点における接線が直交するとき、定数 a,ba, b の値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、2つの曲線が点 (2,12)(\sqrt{2}, \frac{1}{2}) で交わるという条件から、aabbの関係式を求めます。
x=2,y=12x = \sqrt{2}, y = \frac{1}{2}y=ax2+by = ax^2 + b に代入すると、
12=a(2)2+b\frac{1}{2} = a(\sqrt{2})^2 + b
12=2a+b\frac{1}{2} = 2a + b
次に、2つの曲線の接線を求めます。
y=ax2+by = ax^2 + b の導関数は y=2axy' = 2ax
x=2x = \sqrt{2} のとき、接線の傾きは 2a22a\sqrt{2}
y=1x2y = \frac{1}{x^2} の導関数は y=2x3y' = -\frac{2}{x^3}
x=2x = \sqrt{2} のとき、接線の傾きは 2(2)3=222=12-\frac{2}{(\sqrt{2})^3} = -\frac{2}{2\sqrt{2}} = -\frac{1}{\sqrt{2}}
2つの接線が直交するという条件から、2つの傾きの積が-1になります。
(2a2)(12)=1(2a\sqrt{2})(-\frac{1}{\sqrt{2}}) = -1
2a=1-2a = -1
a=12a = \frac{1}{2}
求めたaaの値を 12=2a+b\frac{1}{2} = 2a + b に代入して、bbを求めます。
12=2(12)+b\frac{1}{2} = 2(\frac{1}{2}) + b
12=1+b\frac{1}{2} = 1 + b
b=12b = -\frac{1}{2}

3. 最終的な答え

a=12a = \frac{1}{2}
b=12b = -\frac{1}{2}

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