与えられた関数 $f(x) = e^{-x/3}$ について、以下の問題を解く。 1. $x$ の3次の項までマクローリン展開する。 2. $x$ の4次の項の剰余項 $R_4$ を $\theta$ ($0 < \theta < 1$) を用いて表す。 3. 1. の結果を用いて、$1/\sqrt[3]{e}$ の3次までの近似値を分数で求める。 4. 2. の剰余項の結果を用いて、$e < 3$ および $0 < \theta < 1$ であることを用いて誤差 $R_4$ の範囲を分数で評価する。
2025/6/10
1. 問題の内容
与えられた関数 について、以下の問題を解く。
1. $x$ の3次の項までマクローリン展開する。
2. $x$ の4次の項の剰余項 $R_4$ を $\theta$ ($0 < \theta < 1$) を用いて表す。
3.
1. の結果を用いて、$1/\sqrt[3]{e}$ の3次までの近似値を分数で求める。
4.
2. の剰余項の結果を用いて、$e < 3$ および $0 < \theta < 1$ であることを用いて誤差 $R_4$ の範囲を分数で評価する。
2. 解き方の手順
1. **マクローリン展開:**
与えられた関数 をマクローリン展開する。そのためには、導関数を計算し、 における値を求める必要がある。
における値を計算する。
したがって、3次の項までのマクローリン展開は、
2. **剰余項の計算:**
剰余項 は、次の式で与えられる。
ここで、 なので、
3. **近似値の計算:**
なので、 をマクローリン展開に代入する。
4. **誤差の範囲の評価:**
を剰余項に代入すると、
なので、 となる。したがって、 である。
指数関数は単調増加なので、 となる。
より、 となる。
よって、
より、
また、 なので、
より