関数 $f(x)$ が $f(x) = x^2 + 3x\int_0^1 f(t) dt$ を満たすとき、$f(x) = x^2 - kx$ (kは定数)の形で表される。与えられた情報から定数kの値を求める問題である。

解析学積分関数定積分定数
2025/6/10

1. 問題の内容

関数 f(x)f(x)f(x)=x2+3x01f(t)dtf(x) = x^2 + 3x\int_0^1 f(t) dt を満たすとき、f(x)=x2kxf(x) = x^2 - kx (kは定数)の形で表される。与えられた情報から定数kの値を求める問題である。

2. 解き方の手順

01f(t)dt\int_0^1 f(t) dt は定数なので、これを AA とおく。つまり、
A=01f(t)dtA = \int_0^1 f(t) dt
すると、f(x)=x2+3Axf(x) = x^2 + 3Ax となる。
この式を積分の中に入れると、
A=01(t2+3At)dtA = \int_0^1 (t^2 + 3At) dt
積分を実行すると、
A=[t33+3At22]01A = \left[ \frac{t^3}{3} + \frac{3At^2}{2} \right]_0^1
A=13+3A2A = \frac{1}{3} + \frac{3A}{2}
この AA についての一次方程式を解く。両辺に6をかけると、
6A=2+9A6A = 2 + 9A
3A=23A = -2
A=23A = -\frac{2}{3}
したがって、
f(x)=x2+3(23)x=x22xf(x) = x^2 + 3(-\frac{2}{3})x = x^2 - 2x
与えられた形 f(x)=x2kxf(x) = x^2 -kx と比較すると、k=2k=2 である。

3. 最終的な答え

2

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