$X$, $Y$, $Z$ は1から9までの整数であり、$X > Y > Z$ を満たす。このとき、$Y$ の値を求める問題。ただし、以下の情報ア、イのいずれかがあれば $Y$ の値が分かるかを判断する。 ア: $X < 4$ イ: $Z < 2$ 選択肢は以下の通り。 A: アだけで分かるが、イだけでは分からない B: イだけで分かるが、アだけでは分からない C: アとイの両方で分かるが、片方だけでは分からない D: アだけでも、イだけでも分かる E: アとイの両方があっても分からない

算数整数不等式条件論理
2025/3/9

1. 問題の内容

XX, YY, ZZ は1から9までの整数であり、X>Y>ZX > Y > Z を満たす。このとき、YY の値を求める問題。ただし、以下の情報ア、イのいずれかがあれば YY の値が分かるかを判断する。
ア: X<4X < 4
イ: Z<2Z < 2
選択肢は以下の通り。
A: アだけで分かるが、イだけでは分からない
B: イだけで分かるが、アだけでは分からない
C: アとイの両方で分かるが、片方だけでは分からない
D: アだけでも、イだけでも分かる
E: アとイの両方があっても分からない

2. 解き方の手順

まず、条件 X>Y>ZX > Y > Z より、X,Y,ZX, Y, Z は異なる整数である必要がある。
(i) アの情報のみの場合:X<4X < 4 より、XX は1, 2, 3のいずれかの整数である。X>Y>ZX > Y > Z を満たすためには、XX が3のとき、YY は1か2、ZZ は1(Y=2Y=2のとき)しかありえない。しかし、XX が2のときは、Y,ZY, Z はそれぞれ1以下となり、X>Y>ZX > Y > Z を満たせない。XX が1のときも同様である。
- X=3X=3のとき、Y=2,Z=1Y=2, Z=1 となる。
したがって、アの情報だけではYYの値が一意に定まらない。
(ii) イの情報のみの場合:Z<2Z < 2 より、ZZ は1である。
X>Y>1X > Y > 1となる整数X,YX, Yは複数存在する。例えば、X=3,Y=2X = 3, Y = 2X=9,Y=2X = 9, Y = 2 など。
したがって、イの情報だけではYYの値は一意に定まらない。
(iii) アとイの両方の情報がある場合:
X<4X < 4 より X=1,2,3X = 1, 2, 3 のいずれか。
Z<2Z < 2 より Z=1Z = 1 である。
X>Y>ZX > Y > Z より、X>Y>1X > Y > 1 である。
X=3X=3 の場合、3>Y>13 > Y > 1 より Y=2Y = 2
X=2X=2 の場合、2>Y>12 > Y > 1 を満たす整数 YY は存在しない。
X=1X=1 の場合、1>Y>11 > Y > 1 を満たす整数 YY は存在しない。
したがって、X=3,Y=2,Z=1X=3, Y=2, Z=1となり、Y=2Y=2と確定する。
したがって、アとイの両方の情報があって初めて、YYの値が定まる。アの情報だけではYYの値は一意に定まらず、イの情報だけではYYの値は一意に定まらない。よって、答えは C である。

3. 最終的な答え

C

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