8人の生徒を、A組に2人、B組に3人、C組に3人という3つのグループに分ける方法の数を求めます。

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列組み合わせの計算
2025/6/10

1. 問題の内容

8人の生徒を、A組に2人、B組に3人、C組に3人という3つのグループに分ける方法の数を求めます。

2. 解き方の手順

まず、8人の中からA組の2人を選ぶ組み合わせを計算します。これは組み合わせの記号を用いて 8C2_8C_2 と表されます。
次に、残った6人の中からB組の3人を選ぶ組み合わせを計算します。これは 6C3_6C_3 と表されます。
最後に、残りの3人は自動的にC組の3人になります。これは 3C3_3C_3 と表されますが、これは1通りなので計算する必要はありません。
したがって、求める場合の数は、それぞれの組み合わせの積で計算できます。
ただし、B組とC組は人数が同じなので、B組とC組の選び順序は区別する必要がありません。そのため、B組とC組の順列の数である 2!2! で割る必要があります。
組み合わせの計算式は以下の通りです。
nCr=n!r!(nr)!_nC_r = \frac{n!}{r!(n-r)!}
したがって、
8C2=8!2!6!=8×72×1=28_8C_2 = \frac{8!}{2!6!} = \frac{8 \times 7}{2 \times 1} = 28
6C3=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_6C_3 = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
したがって、組み合わせの総数は 28×20=56028 \times 20 = 560 です。
B組とC組は人数が同じなので、B組とC組の順列の数である 2!=22! = 2 で割ります。
5602=280\frac{560}{2} = 280

3. 最終的な答え

280通り

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