1から9までの数字が書かれた9枚のカードから、3枚を同時に引くとき、3枚とも偶数であるか、または3枚とも奇数である確率を求めます。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数
2025/6/10

1. 問題の内容

1から9までの数字が書かれた9枚のカードから、3枚を同時に引くとき、3枚とも偶数であるか、または3枚とも奇数である確率を求めます。

2. 解き方の手順

まず、全事象の場合の数を計算します。これは9枚のカードから3枚を選ぶ組み合わせの数なので、9C3_{9}C_{3}です。
次に、3枚とも偶数である場合の数を計算します。1から9までの数の中で偶数は2, 4, 6, 8の4つです。したがって、4枚の偶数カードから3枚を選ぶ組み合わせの数なので、4C3_{4}C_{3}です。
次に、3枚とも奇数である場合の数を計算します。1から9までの数の中で奇数は1, 3, 5, 7, 9の5つです。したがって、5枚の奇数カードから3枚を選ぶ組み合わせの数なので、5C3_{5}C_{3}です。
求める確率は、(3枚とも偶数である場合の数 + 3枚とも奇数である場合の数) / 全事象の場合の数 で計算できます。
9C3=9!3!(93)!=9!3!6!=9×8×73×2×1=84_{9}C_{3} = \frac{9!}{3!(9-3)!} = \frac{9!}{3!6!} = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} = 84
4C3=4!3!(43)!=4!3!1!=4×3×23×2×1=4_{4}C_{3} = \frac{4!}{3!(4-3)!} = \frac{4!}{3!1!} = \frac{4 \times 3 \times 2}{3 \times 2 \times 1} = 4
5C3=5!3!(53)!=5!3!2!=5×42×1=10_{5}C_{3} = \frac{5!}{3!(5-3)!} = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
したがって、求める確率は
4C3+5C39C3=4+1084=1484=16\frac{_{4}C_{3} + _{5}C_{3}}{_{9}C_{3}} = \frac{4 + 10}{84} = \frac{14}{84} = \frac{1}{6}

3. 最終的な答え

16\frac{1}{6}

「確率論・統計学」の関連問題

赤玉3個と白玉4個が入った袋から、2個の玉を同時に取り出すとき、2個とも白玉が出る確率を求める問題です。

確率組み合わせ確率計算
2025/6/12

袋の中に赤玉が5個、白玉が3個入っている。この中から同時に3個を取り出すとき、少なくとも1個は白玉である取り出し方は何通りあるか。ただし、玉はすべて区別するものとする。

組み合わせ確率余事象
2025/6/12

10人の生徒の中から3人の係を選ぶ方法は何通りあるかを求める問題です。組み合わせの問題であり、順列は考慮しません。

組み合わせ順列場合の数数学的思考
2025/6/12

ある飲食店が新商品XとYを売り出す予定で、5人のモニターに10点満点で採点してもらった。Xの採点xとYの採点yのデータが与えられている。xとyのデータの平均値、分散、標準偏差をそれぞれ求め、どちらのデ...

平均分散標準偏差データの散らばり
2025/6/12

工場Aで製造された製品Pの重さについて、100個の標本を抽出し測定したデータが与えられている。 (1) 標本平均$\bar{X}$と標本分散$\sigma^2$を求める。 (2) 母集団全体の母平均を...

標本平均標本分散正規分布信頼区間統計的推測
2025/6/12

(1) 大人6人と子供3人の合計9人が1列になって山登りをする。登る順番をくじで決めるとき、 - 先頭と最後尾が大人になる確率は? - 子供3人が全員隣り合う確率は? - 子供の前後...

順列組み合わせ確率
2025/6/12

問題は、順列・組み合わせと確率に関する2つの設問で構成されています。 (1) 大人6人と子供3人の合計9人が1列に並ぶ場合の確率について、 - 先頭と最後尾が大人になる確率 - 子供3人が...

順列組み合わせ確率場合の数
2025/6/12

表に与えられた来客数とその確率に基づいて、分散と標準偏差を計算する問題です。期待値は50と既に与えられています。

分散標準偏差期待値確率
2025/6/12

与えられた来客数と確率のデータから、期待値、分散、標準偏差を計算する問題です。標準偏差は既に計算済みで `2.236068` とあります。

期待値分散標準偏差確率分布
2025/6/12

与えられた確率分布から分散と標準偏差を計算する問題です。来客数と確率が与えられており、期待値は50として計算されています。分散と標準偏差を求める必要があります。

分散標準偏差確率分布期待値
2025/6/12