X財とY財に対する個人の効用関数が、$U(x, y) = x^\alpha y^{1-\alpha}$ で与えられている。ただし、$x, y$ はそれぞれX財とY財の消費量を表す。X財とY財の価格がそれぞれ $p_x, p_y$ で、個人の予算が $M$ であるとき、これらの2財に対する個人の需要関数を求めよ。
2025/6/10
1. 問題の内容
X財とY財に対する個人の効用関数が、 で与えられている。ただし、 はそれぞれX財とY財の消費量を表す。X財とY財の価格がそれぞれ で、個人の予算が であるとき、これらの2財に対する個人の需要関数を求めよ。
2. 解き方の手順
この問題は、効用最大化問題として解くことができます。効用最大化問題は、予算制約の下で効用関数を最大化する と の値を求める問題です。
まず、ラグランジュ関数を設定します。
次に、ラグランジュ関数を , , で偏微分し、それぞれの偏微分を0とおきます。
(1)
(2)
(3)
式(1)と(2)から を消去します。
両辺に を掛けると、
これを予算制約式(3)に代入します。
これを に代入します。
したがって、X財の需要関数は であり、Y財の需要関数は です。
3. 最終的な答え
X財の需要関数:
Y財の需要関数: