異なる6個の玉を区別しない3つの袋に、それぞれ2個ずつ入れる方法は何通りあるか。

確率論・統計学組み合わせ場合の数重複組合せ
2025/6/10

1. 問題の内容

異なる6個の玉を区別しない3つの袋に、それぞれ2個ずつ入れる方法は何通りあるか。

2. 解き方の手順

まず、6個の玉から2個を選ぶ組み合わせを計算します。これは 6C2 {}_6C_2 で表されます。
6C2=6!2!(62)!=6!2!4!=6×52×1=15 {}_6C_2 = \frac{6!}{2!(6-2)!} = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
次に、残った4個の玉から2個を選ぶ組み合わせを計算します。これは 4C2 {}_4C_2 で表されます。
4C2=4!2!(42)!=4!2!2!=4×32×1=6 {}_4C_2 = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
最後に、残った2個の玉から2個を選ぶ組み合わせは 2C2=1 {}_2C_2 = 1 です。
したがって、6個の玉を2個ずつ3つのグループに分ける場合の数は 15×6×1=9015 \times 6 \times 1 = 90 通りです。
しかし、袋は区別しないので、3つのグループの並び順を考慮する必要はありません。3つのグループの並び順は 3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6 通りあるので、90を6で割ります。
903!=906=15\frac{90}{3!} = \frac{90}{6} = 15

3. 最終的な答え

15通り

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