(1)
まず、放物線 C と直線 l の交点 A, B の x 座標を求めます。 x2+2=4x−1 x2−4x+3=0 (x−1)(x−3)=0 したがって、x=1,3 となり、点 A の x 座標は 1、点 B の x 座標は 3 です。 それぞれの y 座標は、A: y=4(1)−1=3, B: y=4(3)−1=11 となります。 よって、A(1, 3), B(3, 11) です。
y=x2+2 を微分すると、 y′=2x です。 点 A(1, 3) における接線 lA の傾きは 2(1)=2 なので、lA の方程式は y−3=2(x−1) y=2x−2+3 点 B(3, 11) における接線 lB の傾きは 2(3)=6 なので、lB の方程式は y−11=6(x−3) y=6x−18+11 ゆえに、lA:y=2x+1, lB:y=6x−7 となります。 (2)
S1 は放物線 C と直線 l で囲まれた図形の面積なので、 S1=∫13(4x−1−(x2+2))dx S1=∫13(−x2+4x−3)dx S1=[−31x3+2x2−3x]13 S1=(−31(3)3+2(3)2−3(3))−(−31(1)3+2(1)2−3(1)) S1=(−9+18−9)−(−31+2−3) S1=0−(−31−1) S1=0−(−34) S1=34 (3)
lA と lB の交点を求めます。 2x+1=6x−7 y=2(2)+1=5 交点は (2, 5) です。
S2=∫12(x2+2−(2x+1))dx+∫23(x2+2−(6x−7))dx S2=∫12(x2−2x+1)dx+∫23(x2−6x+9)dx S2=[31x3−x2+x]12+[31x3−3x2+9x]23 S2=(38−4+2)−(31−1+1)+(327−27+27)−(38−12+18) S2=32−31+9−(38+6) S2=31+9−38−6=3−37=32 (4)
l:y=4x−1,lA:y=2x+1,lB:y=6x−7 l と lA の交点: 4x−1=2x+1⟹2x=2⟹x=1, (1, 3) l と lB の交点: 4x−1=6x−7⟹2x=6⟹x=3, (3, 11) lA と lB の交点: (2, 5) (上記(3)で計算済み) 三角形の面積 S は、(1, 3), (3, 11), (2, 5) を頂点とする三角形の面積です。
S=21∣(1(11−5)+3(5−3)+2(3−11))∣ S=21∣(6+6−16)∣=21∣−4∣=2 また、S1=34,S2=32 であるから、S=2=23⋅34=23S1 あるいは S=3S2 が候補となります。 しかし、これは S を S1,S2 で表せという指示と合致しません。 S=2,S1=4/3,S2=2/3 S2=∫12(x2−2x+1)dx+∫23(x2−6x+9)dx=∫13∣x2−2x+1+x2−6x+9−2/3∣=2/3 この問題の場合、S=S1−2S2 になります。 S=34−2(32)=34−34=0. これは誤りです。 元の問題文には S=S1−2S2 とあります。 S2=2/3, S1=4/3なので、 2−2/3=4/3. 求める面積 S は、S=2 であるから、 S=89S1 です。