箱の中に1か2の数字が書かれた赤玉と白玉が入っている。玉を1個取り出すとき、それが赤玉である事象をA、1が書かれている事象をBとする。赤玉を取り出したことがわかっているときに、その玉に1が書かれている確率 $P_A(B)$ を求める問題。

確率論・統計学確率条件付き確率事象確率の計算
2025/6/11

1. 問題の内容

箱の中に1か2の数字が書かれた赤玉と白玉が入っている。玉を1個取り出すとき、それが赤玉である事象をA、1が書かれている事象をBとする。赤玉を取り出したことがわかっているときに、その玉に1が書かれている確率 PA(B)P_A(B) を求める問題。

2. 解き方の手順

条件付き確率の公式 PA(B)=P(AB)P(A)P_A(B) = \frac{P(A \cap B)}{P(A)} を利用する。
まず、表から以下の情報を読み取る。
- 赤玉の個数: 5 + 8 = 13
- 1が書かれた玉の個数: 5 + 4 = 9
- 全体の玉の個数: 20
- 赤玉で、かつ1が書かれた玉の個数: 5
P(A)P(A) は赤玉を取り出す確率であるので、
P(A)=1320P(A) = \frac{13}{20}
P(AB)P(A \cap B) は赤玉で、かつ1が書かれた玉を取り出す確率であるので、
P(AB)=520=14P(A \cap B) = \frac{5}{20} = \frac{1}{4}
したがって、条件付き確率 PA(B)P_A(B) は、
PA(B)=P(AB)P(A)=5/2013/20=513P_A(B) = \frac{P(A \cap B)}{P(A)} = \frac{5/20}{13/20} = \frac{5}{13}

3. 最終的な答え

513\frac{5}{13}

「確率論・統計学」の関連問題

男子4人と女子4人が、男女交互に1列に並ぶ方法は何通りあるかを求める問題です。

順列組み合わせ場合の数並び方
2025/6/12

袋の中に赤球4個、白球3個、青球2個が入っている。この袋の中から3個の球を取り出すとき、以下の確率をそれぞれ求めよ。 (1) 3種類の色が取り出される確率 (2) 赤と白の2種類の球が取り出される確率...

確率組み合わせ余事象
2025/6/12

5人の大人と4人の子供から3人を選ぶ問題です。 (オ) 3人とも大人である選び方は何通りあるかを求めます。 (カ) 選んだ3人に大人も子供も含まれる選び方は何通りあるかを求めます。

組み合わせ場合の数組合せ論
2025/6/12

問題は、ある工場の男子従業員の握力検査の結果を示した度数分布表を完成させ、メジアン(中央値)がどの階級に含まれるかを答えるものです。具体的には、(1)累積度数を求め、(2)各階級の相対度数を求め、(3...

度数分布メジアン累積度数相対度数統計
2025/6/12

2本とも外れのくじを引く確率を計算します。7本中、外れくじは5本なので、その中から2本引く組み合わせの数は、$_5C_2 = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10$通り...

期待値組み合わせ確率
2025/6/12

2本の当たりくじを含む6本のくじがあるとき、一度に2本のくじを引く際に含まれる当たりくじの本数の期待値を計算する。

期待値確率組み合わせ
2025/6/12

袋の中に赤球3個と白球2個、合計5個の球が入っている。この袋から一度に2個の球を取り出す。 (1) 取り出した球に含まれる赤球の個数の期待値を求める。 (2) 取り出した球に含まれる白球の個数の期待値...

期待値組み合わせ確率
2025/6/12

くじ引きの賞金とその本数が表で与えられています。このくじを1回引いたときに得られる賞金の期待値を計算します。

期待値確率くじ引き
2025/6/12

表に示すくじの期待値を求める問題です。くじの賞金と本数が与えられており、1本あたりの賞金額を計算する式の空欄を埋める必要があります。

期待値確率算数くじ
2025/6/12

くじ引きの期待値を求める問題です。 1等の賞金は500円で1本、2等の賞金は100円で3本、3等の賞金は30円で6本、合計10本のくじがあります。このくじを1回引いた時に得られる賞金の期待値を計算しま...

期待値確率くじ引き
2025/6/12