2本とも外れのくじを引く確率を計算します。7本中、外れくじは5本なので、その中から2本引く組み合わせの数は、$_5C_2 = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10$通りです。 7本の中から2本引く組み合わせの総数は、$_7C_2 = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21$通りです。 したがって、当たりくじが0本の確率は、$\frac{10}{21}$ です。

確率論・統計学期待値組み合わせ確率
2025/6/12
## 問題12の内容
7本のくじの中に2本の当たりくじがある。この中から一度に2本のくじを引くとき、当たりくじの本数の期待値を求める。
## 解き方の手順
期待値を求めるには、各事象が発生する確率とその事象の値(この場合は当たりくじの本数)を掛け合わせ、それらを合計します。

1. 当たりくじが0本の場合:

2本とも外れのくじを引く確率を計算します。7本中、外れくじは5本なので、その中から2本引く組み合わせの数は、5C2=5×42×1=10_5C_2 = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10通りです。
7本の中から2本引く組み合わせの総数は、7C2=7×62×1=21_7C_2 = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21通りです。
したがって、当たりくじが0本の確率は、1021\frac{10}{21} です。

2. 当たりくじが1本の場合:

当たりくじ1本と外れくじ1本を引く確率を計算します。当たりくじ1本を引く組み合わせの数は2C1=2_2C_1=2通り、外れくじ1本を引く組み合わせの数は5C1=5_5C_1=5通りなので、その組み合わせは2×5=102 \times 5 = 10通りです。
したがって、当たりくじが1本の確率は、1021\frac{10}{21} です。

3. 当たりくじが2本の場合:

2本とも当たりのくじを引く確率を計算します。当たりくじ2本を引く組み合わせの数は、2C2=1_2C_2 = 1通りです。
したがって、当たりくじが2本の確率は、121\frac{1}{21} です。

4. 期待値を計算します。

期待値 = (当たりくじ0本の場合の確率 x 0本) + (当たりくじ1本の場合の確率 x 1本) + (当たりくじ2本の場合の確率 x 2本)
期待値=(1021×0)+(1021×1)+(121×2)=0+1021+221=1221=47期待値 = (\frac{10}{21} \times 0) + (\frac{10}{21} \times 1) + (\frac{1}{21} \times 2) = 0 + \frac{10}{21} + \frac{2}{21} = \frac{12}{21} = \frac{4}{7}
## 問題13の内容
A店とB店で1個1000円の商品が売られている。どちらの店で買うのがお得か。
A店:1個買うごとにスタンプが押され、10個たまると次の1個が無料。
B店:常に10%引き。
## 解き方の手順
A店とB店で11個商品を買う場合の費用を比較します。
A店の場合:
10個買うと1個無料になるので、11個買うには10個分の代金を支払います。
1000×10=100001000円 \times 10個 = 10000円
B店の場合:
常に10%引きなので、1個あたり900円です。
900×11=9900900円 \times 11個 = 9900円
## 最終的な答え
問題12の答え:期待値は(4/7)本
問題13の答え:お得な店はB店

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