$a \neq 0$ とする。関数 $y = ax^2 - 4ax + b$ ($1 \leq x \leq 4$) の最大値が $6$ で、最小値が $-2$ であるとき、定数 $a$, $b$ の値を求めよ。

代数学二次関数最大値最小値平方完成場合分け
2025/6/11

1. 問題の内容

a0a \neq 0 とする。関数 y=ax24ax+by = ax^2 - 4ax + b (1x41 \leq x \leq 4) の最大値が 66 で、最小値が 2-2 であるとき、定数 aa, bb の値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成する。
y=a(x24x)+b=a(x24x+44)+b=a(x2)24a+by = a(x^2 - 4x) + b = a(x^2 - 4x + 4 - 4) + b = a(x-2)^2 - 4a + b
軸は x=2x=2 で、定義域 1x41 \leq x \leq 4 に含まれる。
したがって、aa の正負によって場合分けを行う。
(i) a>0a > 0 のとき
下に凸の放物線なので、x=2x=2 で最小値をとり、x=4x=4 で最大値をとる。
最小値は y(2)=4a+b=2y(2) = -4a + b = -2
最大値は y(4)=a(42)24a+b=4a4a+b=b=6y(4) = a(4-2)^2 - 4a + b = 4a - 4a + b = b = 6
4a+6=2-4a + 6 = -2 より、4a=8-4a = -8 となり、a=2a=2
a>0a>0 を満たす。
したがって、a=2a=2, b=6b=6
(ii) a<0a < 0 のとき
上に凸の放物線なので、x=2x=2 で最大値をとり、x=4x=4 または x=1x=1 で最小値をとる。
最大値は y(2)=4a+b=6y(2) = -4a + b = 6
最小値は x=1x=1 のとき y(1)=a(12)24a+b=a4a+b=3a+by(1) = a(1-2)^2 - 4a + b = a - 4a + b = -3a + b
最小値は x=4x=4 のとき y(4)=a(42)24a+b=4a4a+b=by(4) = a(4-2)^2 - 4a + b = 4a - 4a + b = b
最小値は y(1)=3a+b=2y(1) = -3a+b = -2 となる。
4a+b=6-4a+b=63a+b=2-3a+b=-2 の連立方程式を解く。
(3a+b)(4a+b)=26(-3a+b) - (-4a+b) = -2-6
a=8a = -8
4(8)+b=6-4(-8) + b = 6
32+b=632 + b = 6
b=26b = -26
a=8<0a=-8 < 0 を満たす。
したがって、a=8a=-8, b=26b=-26

3. 最終的な答え

a=2,b=6a=2, b=6 または a=8,b=26a=-8, b=-26

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