$a$ は定数とする。関数 $y = 2x^2 - 4ax + 2a^2$ ($0 \le x \le 1$) の最小値を求めよ。

代数学二次関数最小値場合分け平方完成
2025/6/11

1. 問題の内容

aa は定数とする。関数 y=2x24ax+2a2y = 2x^2 - 4ax + 2a^2 (0x10 \le x \le 1) の最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

与えられた関数を平方完成する。
y=2x24ax+2a2=2(x22ax)+2a2=2(x22ax+a2a2)+2a2=2(xa)22a2+2a2=2(xa)2y = 2x^2 - 4ax + 2a^2 = 2(x^2 - 2ax) + 2a^2 = 2(x^2 - 2ax + a^2 - a^2) + 2a^2 = 2(x - a)^2 - 2a^2 + 2a^2 = 2(x-a)^2
したがって、頂点は (a,0)(a, 0) である。定義域が 0x10 \le x \le 1 であるから、軸 x=ax=a がこの区間にあるかどうかで場合分けをする。
(1) a<0a < 0 のとき
0x10 \le x \le 1yy は増加関数なので、x=0x=0 で最小値をとる。
y=2(0)24a(0)+2a2=2a2y = 2(0)^2 - 4a(0) + 2a^2 = 2a^2
(2) 0a10 \le a \le 1 のとき
x=ax=a で最小値をとる。
y=2(aa)2=0y = 2(a-a)^2 = 0
(3) a>1a > 1 のとき
0x10 \le x \le 1yy は減少関数なので、x=1x=1 で最小値をとる。
y=2(1)24a(1)+2a2=24a+2a2=2(a22a+1)=2(a1)2y = 2(1)^2 - 4a(1) + 2a^2 = 2 - 4a + 2a^2 = 2(a^2 - 2a + 1) = 2(a-1)^2

3. 最終的な答え

a<0a < 0 のとき、最小値 2a22a^2
0a10 \le a \le 1 のとき、最小値 00
a>1a > 1 のとき、最小値 2(a1)22(a-1)^2

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