正四面体OABCにおいて、Oから辺BCに垂線を下ろし、その交点をMとすると、MはBCの中点になります。OMの長さは、正三角形OBCの高さなので、OM=23です。 次に、Pから辺OAに垂線を下ろし、その交点をHとします。
三角形OAPの面積は21×OA×PHで計算できます。OA=1なので、21PHを求めれば良いです。 Pは辺BC上にあるので、BP=xなら、PC=1−xです。 点PからOAに下ろした垂線の足Hについて、PHを求めるためには、空間ベクトルを使うのが便利です。
OA=a,OB=b,OC=cとすると、 OP=(1−x)OB+xOC=(1−x)b+xc OH=kOA=kaとおくと、PH⊥OAなので、PH⋅OA=0 PH=OH−OP=ka−(1−x)b−xc PH⋅OA=(ka−(1−x)b−xc)⋅a=k∣a∣2−(1−x)(b⋅a)−x(c⋅a)=0 正四面体なので、∣a∣2=∣b∣2=∣c∣2=1 a⋅b=b⋅c=c⋅a=1×1×cos60∘=21 k−(1−x)21−x21=0 k=21−2x+2x=21 よって、OH=21a PH=21a−(1−x)b−xc ∣PH∣2=(21a−(1−x)b−xc)⋅(21a−(1−x)b−xc) =41∣a∣2+(1−x)2∣b∣2+x2∣c∣2−(1−x)(a⋅b)−x(a⋅c)+2x(1−x)(b⋅c) =41+(1−x)2+x2−(1−x)21−x21+2x(1−x)21 =41+1−2x+x2+x2−21+2x−2x+x−x2 =x2−x+43 PH=x2−x+43 S=21OA×PH=21x2−x+43 (2) 三角形OAPの面積の最小値を求める。
S=21x2−x+43=21(x−21)2+21 Pが辺BC上を動くとき、0≤x≤1 x=21のとき、(x−21)2は最小値0をとります。 Smin=2121=2122=42