右図において、直線PTは円Oの接線で、Tは接点である。PA=4, PC=5, CD=3のとき、線分PTの長さと円Oの半径を求めよ。

幾何学接線方べきの定理半径線分の長さ
2025/6/11

1. 問題の内容

右図において、直線PTは円Oの接線で、Tは接点である。PA=4, PC=5, CD=3のとき、線分PTの長さと円Oの半径を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、方べきの定理を用いて線分PTの長さを求める。
方べきの定理より、PT2=PAPBPT^2 = PA \cdot PB が成り立つ。
PB=PC+CBPB = PC + CB であり、CBCB は円の直径なので、CB=CD+DB=CD+PC=3+5=8CB = CD + DB = CD + PC = 3 + 5 = 8 である。
したがって、PB=PC+CB=5+8=13PB = PC + CB = 5 + 8 = 13 である。
よって、PT2=PAPB=413=52PT^2 = PA \cdot PB = 4 \cdot 13 = 52 となる。
PT=52=413=213PT = \sqrt{52} = \sqrt{4 \cdot 13} = 2\sqrt{13} となる。
次に、円Oの半径を求める。
PAPB=PCPDPA \cdot PB = PC \cdot PD という性質を使う。
PA=4PA = 4PB=13PB = 13PC=5PC = 5 なので、413=5PD4 \cdot 13 = 5 \cdot PD となる。
PD=525PD = \frac{52}{5} である。
CD=PDPC=5255=52255=275CD = PD - PC = \frac{52}{5} - 5 = \frac{52 - 25}{5} = \frac{27}{5} である。しかし、CD = 3と問題文に書いてあるので、これは間違いである。
正しくは、以下のように計算する。
円の半径を rr とする。
PB=PA+ABPB = PA + AB で、AB=2rAB = 2r なので、PB=4+2rPB = 4 + 2r となる。
方べきの定理より、PT2=PAPB=4(4+2r)=16+8rPT^2 = PA \cdot PB = 4(4 + 2r) = 16 + 8r が成り立つ。
PT2=52PT^2 = 52 だったので、16+8r=5216 + 8r = 52 となる。
8r=5216=368r = 52 - 16 = 36
r=368=92=4.5r = \frac{36}{8} = \frac{9}{2} = 4.5 となる。

3. 最終的な答え

線分PTの長さは 2132\sqrt{13}
円Oの半径は 92\frac{9}{2}

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