$50^{11}$ を $11$ で割った余りを求めます。

数論合同式剰余フェルマーの小定理
2025/6/11

1. 問題の内容

501150^{11}1111 で割った余りを求めます。

2. 解き方の手順

まず、50501111 で割った余りを求めます。
50=11×4+650 = 11 \times 4 + 6 なので、50501111 で割った余りは 66 です。
したがって、506(mod11)50 \equiv 6 \pmod{11} となります。
したがって、5011611(mod11)50^{11} \equiv 6^{11} \pmod{11} です。
ここで、62=36=11×3+36^2 = 36 = 11 \times 3 + 3 なので、623(mod11)6^2 \equiv 3 \pmod{11} です。
また、636×3187(mod11)6^3 \equiv 6 \times 3 \equiv 18 \equiv 7 \pmod{11} です。
646×7429(mod11)6^4 \equiv 6 \times 7 \equiv 42 \equiv 9 \pmod{11} です。
656×954101(mod11)6^5 \equiv 6 \times 9 \equiv 54 \equiv 10 \equiv -1 \pmod{11} です。
よって、610(1)21(mod11)6^{10} \equiv (-1)^2 \equiv 1 \pmod{11} です。
611=610×61×66(mod11)6^{11} = 6^{10} \times 6 \equiv 1 \times 6 \equiv 6 \pmod{11} です。
したがって、501150^{11}1111 で割った余りは 66 です。

3. 最終的な答え

6

「数論」の関連問題

整数 $n$ と実数 $\alpha$ が、$2-\sqrt{10-n} + \alpha$ が整数であり、$0 \le \alpha < 1$ を満たすとき、$n$ と $\alpha$ の値を求め...

整数の性質平方根代数
2025/7/19

$\sqrt{\frac{240-3n}{2}}$ の値が整数となるような自然数 $n$ のうちで、最も小さい値を求めます。

平方根整数の性質代数
2025/7/19

自然数 $N$ を5進法で表すと3桁の数 $abc_{(5)}$ となり、7進法で表すと3桁の数 $cab_{(7)}$ となる。このとき、自然数 $N$ と、整数 $a, b, c$ を求める問題で...

進法整数方程式数の表現
2025/7/18

(1) 整数 $m$ に対して、$m^2$ を4で割った余りは0または1であることを示す。 (2) 自然数 $n, k$ が $25 \times 3^n = k^2 + 176$ を満たすとき、$n...

整数の性質合同式二次不定方程式
2025/7/18

問題は、整数 $x$ について、「$x$ が 6 の倍数ならば、$x$ は 3 の倍数である」という命題の真偽を判定するものです。

倍数整数の性質命題真偽判定
2025/7/18

$5^{100}$ を $7$ で割ったときの余りを求めます。

合同式剰余累乗
2025/7/18

20の倍数で、正の約数の個数が15個である自然数nをすべて求めよ。

約数倍数素因数分解整数の性質
2025/7/18

問題は以下の2つです。 (1) $5^{105}$ は何桁の整数であるか。また、その最高位の数字は何か。 (2) $(\frac{1}{5})^{105}$ は小数第何位に初めて0でない数が現れるか。...

対数桁数最高位の数字常用対数
2025/7/17

整数 $a, b$ があり、$a$ を7で割ると1余り、$b$ を7で割ると2余るとき、以下の数を7で割った余りを求めよ。 (1) $a+b$ (2) $ab$ (3) $a^2-b^2$

合同式剰余整数の性質
2025/7/17

問題1は、4つの1次不定方程式の全ての整数解を求める問題です。 問題2は、3で割ると2余り、5で割ると4余る2桁の正の整数のうち、最大のものを求める問題です。

一次不定方程式合同式整数解最大公約数
2025/7/17