まず、1回のじゃんけんでA君が勝つ確率を考えます。
じゃんけんの手はグー、チョキ、パーの3種類あり、A君が勝つのは相手が異なる手を出す場合です。
例えば、A君がグーを出した場合、B君がチョキを出せばA君の勝ちです。
同様に、A君がチョキならB君がパー、A君がパーならB君がグーでA君が勝ちます。
したがって、A君が1回のじゃんけんで勝つ確率は 31 です。 A君が1回のじゃんけんで負ける確率も 31 です。 そして、引き分けになる確率は 31 です。 ここでは、A君が勝つ確率を p=31、A君が負けるか引き分けになる確率を q=1−p=32 とします。 5回のじゃんけんでA君が3回勝つ確率を求めるので、これは二項分布の問題として考えることができます。
二項分布の確率質量関数は次のようになります。
P(X=k)=nCk⋅pk⋅qn−k ここで、n は試行回数、k は成功回数、p は成功確率、q は失敗確率です。 この問題では、n=5, k=3, p=31, q=32 です。 したがって、A君が3回勝つ確率は、
P(X=3)=5C3⋅(31)3⋅(32)5−3 =5C3⋅(31)3⋅(32)2 5C3=3!(5−3)!5!=3!2!5!=2×15×4=10 P(X=3)=10⋅(271)⋅(94) =10⋅2434 =24340