問題5:赤玉5個と白玉7個が入った袋から、玉を1個ずつ2個取り出す試行を考える。ただし、取り出した玉は元に戻さない。1個目に赤玉が出たときに、2個目に白玉が出る確率を求めよ。 問題6(1):赤玉7個と白玉8個が入った袋から、2人が1個ずつ順番に玉を取り出す。ただし、1人目が取り出した玉は元に戻さないとする。このとき、2人とも赤玉を取り出す確率を求めよ。

確率論・統計学確率条件付き確率事象
2025/6/12

1. 問題の内容

問題5:赤玉5個と白玉7個が入った袋から、玉を1個ずつ2個取り出す試行を考える。ただし、取り出した玉は元に戻さない。1個目に赤玉が出たときに、2個目に白玉が出る確率を求めよ。
問題6(1):赤玉7個と白玉8個が入った袋から、2人が1個ずつ順番に玉を取り出す。ただし、1人目が取り出した玉は元に戻さないとする。このとき、2人とも赤玉を取り出す確率を求めよ。

2. 解き方の手順

問題5:
1個目に赤玉が出るという条件のもとで、2個目に白玉が出る確率を求めます。
1個目に赤玉が出たとき、袋の中には赤玉が4個、白玉が7個、合計11個の玉が残っています。
したがって、2個目に白玉が出る確率は、
P(2個目に白玉1個目に赤玉)=白玉の個数残りの玉の総数=711P(\text{2個目に白玉} | \text{1個目に赤玉}) = \frac{\text{白玉の個数}}{\text{残りの玉の総数}} = \frac{7}{11}
問題6(1):
1人目が赤玉を取り出す確率は、袋の中の赤玉の数/袋の中の玉の総数で求められます。
P(1人目が赤玉)=715P(\text{1人目が赤玉}) = \frac{7}{15}
1人目が赤玉を取り出した後、袋の中には赤玉が6個、白玉が8個、合計14個の玉が残っています。
したがって、2人目が赤玉を取り出す確率は、
P(2人目が赤玉1人目が赤玉)=614=37P(\text{2人目が赤玉} | \text{1人目が赤玉}) = \frac{6}{14} = \frac{3}{7}
2人とも赤玉を取り出す確率は、1人目が赤玉を取り出す確率と、その条件下で2人目が赤玉を取り出す確率の積で求められます。
P(2人とも赤玉)=P(1人目が赤玉)×P(2人目が赤玉1人目が赤玉)=715×37=315=15P(\text{2人とも赤玉}) = P(\text{1人目が赤玉}) \times P(\text{2人目が赤玉} | \text{1人目が赤玉}) = \frac{7}{15} \times \frac{3}{7} = \frac{3}{15} = \frac{1}{5}

3. 最終的な答え

問題5:711\frac{7}{11}
問題6(1):15\frac{1}{5}

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