300人の若者を対象に、オムライス、すし、カルボナーラ、タコスについての好き嫌いを調査した結果が与えられています。すしが好きと答えた人のうち、カルボナーラも好きと答えた人は、カルボナーラは好きだがすしは嫌いだと答えた人よりも67人多いです。すしもカルボナーラもともに嫌いだと答えた人の数を求めます。

確率論・統計学集合確率統計クロス集計
2025/6/12

1. 問題の内容

300人の若者を対象に、オムライス、すし、カルボナーラ、タコスについての好き嫌いを調査した結果が与えられています。すしが好きと答えた人のうち、カルボナーラも好きと答えた人は、カルボナーラは好きだがすしは嫌いだと答えた人よりも67人多いです。すしもカルボナーラもともに嫌いだと答えた人の数を求めます。

2. 解き方の手順

まず、すしが好きと答えた人の数をSlS_l、カルボナーラが好きと答えた人の数をClC_l、すしが嫌いと答えた人の数をShS_h、カルボナーラが嫌いと答えた人の数をChC_hとします。問題文より、
Sl=163S_l = 163
Cl=133C_l = 133
Sh=137S_h = 137
Ch=167C_h = 167
すしが好きでカルボナーラも好きと答えた人数をXX、カルボナーラは好きだがすしは嫌いだと答えた人数をYYとします。
問題文より、X=Y+67X = Y + 67
すしが好きと答えた人数は163人なので、X+X + (すしが好きでカルボナーラが嫌いな人数) =163= 163
X+X + (すしが好きでカルボナーラが嫌いな人数) = Sl=163S_l = 163
カルボナーラが好きと答えた人数は133人なので、X+Y+X + Y + (すしが嫌いでカルボナーラが好きな人数)=133= 133
X+Y+X + Y + (すしが嫌いでカルボナーラが好きな人数) = Cl=133C_l = 133
全体の人数は300人なので、
(すしが好きでカルボナーラも好きな人数)+(すしが好きでカルボナーラが嫌いな人数)+(すしが嫌いでカルボナーラが好きな人数)+(すしもカルボナーラも嫌いな人数)+(すしが嫌いでカルボナーラが嫌いな人数)= 300
X+(SlX)+(ClX)+X + (S_l - X) + (C_l - X) + (すしもカルボナーラも嫌いな人数)=300= 300
X+X + (すしが好きでカルボナーラが嫌いな人数)+Y+ + Y + (すしもカルボナーラも嫌いな人数)=300= 300
すしが嫌いでカルボナーラが好きな人数をZZ、すしもカルボナーラも嫌いな人数をWWとすると、
X=Y+67X = Y + 67
X+Y+Z=133X + Y + Z = 133
すしが嫌いな人数はY+W=137Y + W = 137
カルボナーラが嫌いな人数は(SlX)+W=167(S_l - X) + W = 167
163+133+163 + 133 + (すしもカルボナーラも嫌いな人数)=300+X(Sh+ChW)= 300 + X - (S_h + C_h - W)
W+163+133X=300W + 163 + 133 - X = 300
296X+W=300296 - X + W = 300
WX=4W - X = 4
W=X+4W = X + 4
X+Y=133ZX + Y = 133 - Z
X=Y+67X = Y + 67
Y+67+Y=133ZY + 67 + Y = 133 - Z
2Y=66Z2Y = 66 - Z
Y=33Z/2Y = 33 - Z/2
W+Y=137W + Y = 137
W+33Z/2=137W + 33 - Z/2 = 137
W=104+Z/2W = 104 + Z/2
また、SlX+W=167S_l - X + W = 167より、163X+W=167163 - X + W = 167なので、W=X+4W = X + 4が導き出される。
W=X+4W = X + 4
W=104+Z/2W = 104 + Z/2
104+Z/2=X+4104 + Z/2 = X + 4
100+Z/2=X100 + Z/2 = X
Y=33Z/2Y = 33 - Z/2
X=Y+67X = Y + 67
100+Z/2=33Z/2+67100 + Z/2 = 33 - Z/2 + 67
100+Z/2=100Z/2100 + Z/2 = 100 - Z/2
Z=0Z = 0
Y=33Z/2=33Y = 33 - Z/2 = 33
X=Y+67=33+67=100X = Y + 67 = 33 + 67 = 100
W=X+4=100+4=104W = X + 4 = 100 + 4 = 104

3. 最終的な答え

すしもカルボナーラもともに嫌いだと答えた人は104人。

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