三角形ABCにおいて、辺AB上に点D, 辺AC上に点Eを取り、直線DEと辺BCの延長線との交点をFとする。AD:DB = 2:3, BC:CF = 2:1 のとき、三角形ADEと三角形ABCの面積比を求める問題です。

幾何学三角形面積比メネラウスの定理比率
2025/6/12

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、辺AB上に点D, 辺AC上に点Eを取り、直線DEと辺BCの延長線との交点をFとする。AD:DB = 2:3, BC:CF = 2:1 のとき、三角形ADEと三角形ABCの面積比を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、メネラウスの定理を三角形ABFと直線DEに適用します。
メネラウスの定理より、
ADDBBCCFFEEA=1\frac{AD}{DB} \cdot \frac{BC}{CF} \cdot \frac{FE}{EA} = 1
問題文より、AD:DB = 2:3, BC:CF = 2:1 なので、
2331FEEA=1\frac{2}{3} \cdot \frac{3}{1} \cdot \frac{FE}{EA} = 1
FEEA=12\frac{FE}{EA} = \frac{1}{2}
よって、AE:EF = 2:1 なので、AE:AF = 2:3となります。
AF = AE + EF。
AE:AC = AE:(AE+EC).
次に、メネラウスの定理を三角形ACFと直線BDに適用します。
ADDBBCCFFEEA=1\frac{AD}{DB} * \frac{BC}{CF} * \frac{FE}{EA} = 1
ADDBBCCF=EAFE\frac{AD}{DB} * \frac{BC}{CF} = \frac{EA}{FE}
2321=EAFE\frac{2}{3} * \frac{2}{1} = \frac{EA}{FE}
EAFE=43\frac{EA}{FE} = \frac{4}{3}
AE:EF=4:3AE:EF=4:3なので、AE:AF=4:7AE:AF=4:7
AF=AC+CFAF = AC + CF
ADAB=25\frac{AD}{AB} = \frac{2}{5}, AEAC=x\frac{AE}{AC} = xとすると、面積比ADEABC=ADABAEAC=25x\frac{\triangle ADE}{\triangle ABC} = \frac{AD}{AB} \cdot \frac{AE}{AC} = \frac{2}{5} x
AFAC=74=1+CFAC\frac{AF}{AC} = \frac{7}{4} = 1 + \frac{CF}{AC}
32=ACBC\frac{3}{2} = \frac{AC}{BC}なので、CF:BC=32CF:BC = \frac{3}{2}. したがって、AC=BCAC=BC.
BC=AC=2BC = AC=2.
CF=1CF = 1.
AF=3AF = 3
すると
AFAC=AE+EFAE+EC\frac{AF}{AC} = \frac{AE+EF}{AE+EC}
三角形ADEの面積をS1、三角形ABCの面積をS2とすると
S1S2=ADABAEAC=25AEAC\frac{S1}{S2} = \frac{AD}{AB} \frac{AE}{AC} = \frac{2}{5} \frac{AE}{AC}
メネラウスの定理よりADDBBFFCCEEA=1\frac{AD}{DB} \frac{BF}{FC} \frac{CE}{EA} = 1
2331CEEA=1\frac{2}{3} \frac{3}{1} \frac{CE}{EA} = 1
CEEA=12\frac{CE}{EA} = \frac{1}{2}
よってAE:EC=2:1AE:EC = 2:1
AEAC=23\frac{AE}{AC} = \frac{2}{3}
S1S2=2523=415\frac{S1}{S2} = \frac{2}{5} \cdot \frac{2}{3} = \frac{4}{15}

3. 最終的な答え

4:15

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