与えられた点と直線の距離を求める問題です。5つの小問があります。

幾何学点と直線の距離幾何学
2025/6/12

1. 問題の内容

与えられた点と直線の距離を求める問題です。5つの小問があります。

2. 解き方の手順

(x0,y0)(x_0, y_0) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 の距離 dd は、以下の公式で求められます。
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
この公式と直線の式変形を用いて各小問を解きます。
(1) 点 (2, 8), 直線 4x + 3y - 12 = 0
公式に代入すると
d=4(2)+3(8)1242+32=8+241216+9=2025=205=4d = \frac{|4(2) + 3(8) - 12|}{\sqrt{4^2 + 3^2}} = \frac{|8 + 24 - 12|}{\sqrt{16 + 9}} = \frac{|20|}{\sqrt{25}} = \frac{20}{5} = 4
(2) 点 (-1, 2), 直線 y = 3x + 1
直線の式を 3xy+1=03x - y + 1 = 0 と変形します。
公式に代入すると
d=3(1)2+132+(1)2=32+19+1=410=410=41010=2105d = \frac{|3(-1) - 2 + 1|}{\sqrt{3^2 + (-1)^2}} = \frac{|-3 - 2 + 1|}{\sqrt{9 + 1}} = \frac{|-4|}{\sqrt{10}} = \frac{4}{\sqrt{10}} = \frac{4\sqrt{10}}{10} = \frac{2\sqrt{10}}{5}
(3) 点 (3, 2), 直線 5x - 12y = 1
直線の式を 5x12y1=05x - 12y - 1 = 0 と変形します。
公式に代入すると
d=5(3)12(2)152+(12)2=1524125+144=10169=1013d = \frac{|5(3) - 12(2) - 1|}{\sqrt{5^2 + (-12)^2}} = \frac{|15 - 24 - 1|}{\sqrt{25 + 144}} = \frac{|-10|}{\sqrt{169}} = \frac{10}{13}
(4) 点 (5, -2), 直線 y = 4
直線の式を y4=0y - 4 = 0 と変形します。つまり 0x+1y4=00x + 1y - 4 = 0 となります。
公式に代入すると
d=0(5)+1(2)402+12=241=61=6d = \frac{|0(5) + 1(-2) - 4|}{\sqrt{0^2 + 1^2}} = \frac{|-2 - 4|}{\sqrt{1}} = \frac{|-6|}{1} = 6
または、単にy座標の差の絶対値 24=6=6|-2 - 4| = |-6| = 6 として計算できます。
(5) 点 (4, 3), 直線 x = -1
直線の式を x+1=0x + 1 = 0 と変形します。つまり 1x+0y+1=01x + 0y + 1 = 0 となります。
公式に代入すると
d=1(4)+0(3)+112+02=4+11=51=5d = \frac{|1(4) + 0(3) + 1|}{\sqrt{1^2 + 0^2}} = \frac{|4 + 1|}{\sqrt{1}} = \frac{|5|}{1} = 5
または、単にx座標の差の絶対値 4(1)=4+1=5|4 - (-1)| = |4 + 1| = 5 として計算できます。

3. 最終的な答え

(1) 4
(2) 2105\frac{2\sqrt{10}}{5}
(3) 1013\frac{10}{13}
(4) 6
(5) 5

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