A, B, C, D の4人を1列に並べるとき、以下の確率を求めます。 (1) AとBが隣り合う確率 (2) CとDが両端にくる確率 (3) 右端がAまたはBになる確率 (4) 左から3番目にCがこない確率

確率論・統計学確率順列組み合わせ
2025/6/12

1. 問題の内容

A, B, C, D の4人を1列に並べるとき、以下の確率を求めます。
(1) AとBが隣り合う確率
(2) CとDが両端にくる確率
(3) 右端がAまたはBになる確率
(4) 左から3番目にCがこない確率

2. 解き方の手順

(1) AとBが隣り合う確率
4人を並べる総数は 4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24通りです。
AとBをひとまとめにして1組と考え、これをXとすると、X, C, Dの並べ方は3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6通りです。AとBの並び方はABとBAの2通りあるので、AとBが隣り合う並べ方は6×2=126 \times 2 = 12通りです。
したがって、AとBが隣り合う確率は1224=12\frac{12}{24} = \frac{1}{2}です。
(2) CとDが両端にくる確率
4人を並べる総数は 4!=244! = 24通りです。
CとDを両端に固定すると、残りのAとBの並べ方は2!=2×1=22! = 2 \times 1 = 2通りです。CとDの並び方はCDとDCの2通りあるので、CとDが両端にくる並べ方は2×2=42 \times 2 = 4通りです。
したがって、CとDが両端にくる確率は424=16\frac{4}{24} = \frac{1}{6}です。
(3) 右端がAまたはBになる確率
4人を並べる総数は 4!=244! = 24通りです。
右端がAの場合、残りの3人の並べ方は3!=63! = 6通りです。
右端がBの場合、残りの3人の並べ方も3!=63! = 6通りです。
したがって、右端がAまたはBになる並べ方は6+6=126 + 6 = 12通りです。
右端がAまたはBになる確率は1224=12\frac{12}{24} = \frac{1}{2}です。
(4) 左から3番目にCがこない確率
4人を並べる総数は 4!=244! = 24通りです。
左から3番目がCでない場合、左から3番目はA, B, Dのいずれかになります。
左から3番目がAの場合、残りの3つの場所にはB, C, Dが並びます。この並び方は3!=63! = 6通りです。
左から3番目がBの場合、残りの3つの場所にはA, C, Dが並びます。この並び方も3!=63! = 6通りです。
左から3番目がDの場合、残りの3つの場所にはA, B, Cが並びます。この並び方も3!=63! = 6通りです。
したがって、左から3番目にCがこない並べ方は6+6+6=186 + 6 + 6 = 18通りです。
左から3番目にCがこない確率は1824=34\frac{18}{24} = \frac{3}{4}です。

3. 最終的な答え

(1) AとBが隣り合う確率は 12\frac{1}{2}
(2) CとDが両端にくる確率は 16\frac{1}{6}
(3) 右端がAまたはBになる確率は 12\frac{1}{2}
(4) 左から3番目にCがこない確率は 34\frac{3}{4}

「確率論・統計学」の関連問題

赤玉3個と白玉4個が入った袋から、2個の玉を同時に取り出すとき、2個とも白玉が出る確率を求める問題です。

確率組み合わせ確率計算
2025/6/12

袋の中に赤玉が5個、白玉が3個入っている。この中から同時に3個を取り出すとき、少なくとも1個は白玉である取り出し方は何通りあるか。ただし、玉はすべて区別するものとする。

組み合わせ確率余事象
2025/6/12

10人の生徒の中から3人の係を選ぶ方法は何通りあるかを求める問題です。組み合わせの問題であり、順列は考慮しません。

組み合わせ順列場合の数数学的思考
2025/6/12

ある飲食店が新商品XとYを売り出す予定で、5人のモニターに10点満点で採点してもらった。Xの採点xとYの採点yのデータが与えられている。xとyのデータの平均値、分散、標準偏差をそれぞれ求め、どちらのデ...

平均分散標準偏差データの散らばり
2025/6/12

工場Aで製造された製品Pの重さについて、100個の標本を抽出し測定したデータが与えられている。 (1) 標本平均$\bar{X}$と標本分散$\sigma^2$を求める。 (2) 母集団全体の母平均を...

標本平均標本分散正規分布信頼区間統計的推測
2025/6/12

(1) 大人6人と子供3人の合計9人が1列になって山登りをする。登る順番をくじで決めるとき、 - 先頭と最後尾が大人になる確率は? - 子供3人が全員隣り合う確率は? - 子供の前後...

順列組み合わせ確率
2025/6/12

問題は、順列・組み合わせと確率に関する2つの設問で構成されています。 (1) 大人6人と子供3人の合計9人が1列に並ぶ場合の確率について、 - 先頭と最後尾が大人になる確率 - 子供3人が...

順列組み合わせ確率場合の数
2025/6/12

表に与えられた来客数とその確率に基づいて、分散と標準偏差を計算する問題です。期待値は50と既に与えられています。

分散標準偏差期待値確率
2025/6/12

与えられた来客数と確率のデータから、期待値、分散、標準偏差を計算する問題です。標準偏差は既に計算済みで `2.236068` とあります。

期待値分散標準偏差確率分布
2025/6/12

与えられた確率分布から分散と標準偏差を計算する問題です。来客数と確率が与えられており、期待値は50として計算されています。分散と標準偏差を求める必要があります。

分散標準偏差確率分布期待値
2025/6/12