三角形ABCにおいて、$a = 2\sqrt{3}$、$B = 45^\circ$、$C = 15^\circ$であるとする。 (1) $A, b, c$を求めよ。 (2) $\sin 15^\circ$の値を求めよ。

幾何学三角比正弦定理三角形角度辺の長さ三角関数の加法定理
2025/6/12

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、a=23a = 2\sqrt{3}B=45B = 45^\circC=15C = 15^\circであるとする。
(1) A,b,cA, b, cを求めよ。
(2) sin15\sin 15^\circの値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) A,b,cA, b, cを求める。
まず、AAを求める。三角形の内角の和は180180^\circなので、
A=180BC=1804515=120A = 180^\circ - B - C = 180^\circ - 45^\circ - 15^\circ = 120^\circ
次に、bbを求める。正弦定理より、
asinA=bsinB\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B}
b=asinBsinA=23sin45sin120=232232=22b = \frac{a \sin B}{\sin A} = \frac{2\sqrt{3} \sin 45^\circ}{\sin 120^\circ} = \frac{2\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = 2\sqrt{2}
最後に、ccを求める。正弦定理より、
asinA=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{c}{\sin C}
c=asinCsinA=23sin15sin120c = \frac{a \sin C}{\sin A} = \frac{2\sqrt{3} \sin 15^\circ}{\sin 120^\circ}
sin15=sin(4530)=sin45cos30cos45sin30=22322212=624\sin 15^\circ = \sin (45^\circ - 30^\circ) = \sin 45^\circ \cos 30^\circ - \cos 45^\circ \sin 30^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2} \cdot \frac{1}{2} = \frac{\sqrt{6} - \sqrt{2}}{4}
c=2362432=2362423=62c = \frac{2\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{6} - \sqrt{2}}{4}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{2\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{6} - \sqrt{2}}{4} \cdot 2}{\sqrt{3}} = \sqrt{6} - \sqrt{2}
(2) sin15\sin 15^\circの値を求める。
上記(1)で計算したように、
sin15=sin(4530)=sin45cos30cos45sin30=22322212=624\sin 15^\circ = \sin (45^\circ - 30^\circ) = \sin 45^\circ \cos 30^\circ - \cos 45^\circ \sin 30^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2} \cdot \frac{1}{2} = \frac{\sqrt{6} - \sqrt{2}}{4}

3. 最終的な答え

(1) A=120A = 120^\circ, b=22b = 2\sqrt{2}, c=62c = \sqrt{6} - \sqrt{2}
(2) sin15=624\sin 15^\circ = \frac{\sqrt{6} - \sqrt{2}}{4}

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