数列 $\{a_n\}$ が漸化式 $a_1 = 2$, $a_{n+1} = 2a_n - 2n + 1$ ($n = 1, 2, 3, \dots$) によって定められている。 (1) 数列 $\{b_n\}$ を $b_n = a_n - (\alpha n + \beta)$ と定義するとき、数列 $\{b_n\}$ が等比数列となるように定数 $\alpha$ と $\beta$ の値を定めよ。 (2) 数列 $\{a_n\}$ の一般項 $a_n$ を求めよ。
2025/3/9
1. 問題の内容
数列 が漸化式 , () によって定められている。
(1) 数列 を と定義するとき、数列 が等比数列となるように定数 と の値を定めよ。
(2) 数列 の一般項 を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) が等比数列になる条件を考える。
であり、 を代入すると、
が等比数列となるためには、(は定数)の形になる必要があるので、 が全ての に対して成り立つ必要がある。
これは、 かつ であることと同値である。
, となる。
(2) (1) より、, のとき、 は等比数列である。このとき である。
より、
したがって、 となり、 は公比2の等比数列である。
なので、 となる。
であるから、 となる。
3. 最終的な答え
(1) ,
(2)