次の2次関数の最大値と最小値を、与えられた定義域内で求めます。 (ア) $y = -x^2 + 2$, 定義域: $-1 \leq x \leq 3$ (イ) $y = -x^2 + 6x$, 定義域: $4 \leq x \leq 5$ (ウ) $y = x^2 - 4x - 1$, 定義域: $1 \leq x \leq 4$ (エ) $y = x^2$, 定義域: $-2 \leq x \leq 1$

代数学二次関数最大値最小値平方完成
2025/3/28

1. 問題の内容

次の2次関数の最大値と最小値を、与えられた定義域内で求めます。
(ア) y=x2+2y = -x^2 + 2, 定義域: 1x3-1 \leq x \leq 3
(イ) y=x2+6xy = -x^2 + 6x, 定義域: 4x54 \leq x \leq 5
(ウ) y=x24x1y = x^2 - 4x - 1, 定義域: 1x41 \leq x \leq 4
(エ) y=x2y = x^2, 定義域: 2x1-2 \leq x \leq 1

2. 解き方の手順

各2次関数を平方完成し、頂点の座標を求めます。次に、定義域の端点と頂点のx座標が定義域内にあるかどうかを確認し、それらのx座標に対応するyの値を計算します。これらのyの値の中で最も大きいものが最大値、最も小さいものが最小値となります。
(ア) y=x2+2y = -x^2 + 2
平方完成すると y=(x0)2+2y = -(x - 0)^2 + 2 となり、頂点の座標は (0,2)(0, 2) です。
x=1x=-1 のとき y=(1)2+2=1y = -(-1)^2 + 2 = 1
x=3x=3 のとき y=(3)2+2=7y = -(3)^2 + 2 = -7
頂点は定義域内にあるので、x=0x = 0 のとき y=2y = 2
したがって、最大値は 22、最小値は 7-7 です。
(イ) y=x2+6xy = -x^2 + 6x
平方完成すると y=(x26x)=(x26x+99)=(x3)2+9y = -(x^2 - 6x) = -(x^2 - 6x + 9 - 9) = -(x - 3)^2 + 9 となり、頂点の座標は (3,9)(3, 9) です。
x=4x=4 のとき y=(4)2+6(4)=16+24=8y = -(4)^2 + 6(4) = -16 + 24 = 8
x=5x=5 のとき y=(5)2+6(5)=25+30=5y = -(5)^2 + 6(5) = -25 + 30 = 5
頂点は定義域外にあるので、定義域内で頂点を通ることはありません。
したがって、最大値は 88、最小値は 55 です。
(ウ) y=x24x1y = x^2 - 4x - 1
平方完成すると y=(x24x+44)1=(x2)25y = (x^2 - 4x + 4 - 4) - 1 = (x - 2)^2 - 5 となり、頂点の座標は (2,5)(2, -5) です。
x=1x=1 のとき y=(1)24(1)1=141=4y = (1)^2 - 4(1) - 1 = 1 - 4 - 1 = -4
x=4x=4 のとき y=(4)24(4)1=16161=1y = (4)^2 - 4(4) - 1 = 16 - 16 - 1 = -1
頂点は定義域内にあるので、x=2x = 2 のとき y=5y = -5
したがって、最大値は 1-1、最小値は 5-5 です。
(エ) y=x2y = x^2
平方完成すると y=(x0)2+0y = (x - 0)^2 + 0 となり、頂点の座標は (0,0)(0, 0) です。
x=2x=-2 のとき y=(2)2=4y = (-2)^2 = 4
x=1x=1 のとき y=(1)2=1y = (1)^2 = 1
頂点は定義域内にあるので、x=0x = 0 のとき y=0y = 0
したがって、最大値は 44、最小値は 00 です。

3. 最終的な答え

(ア) 最大値: 22, 最小値: 7-7
(イ) 最大値: 88, 最小値: 55
(ウ) 最大値: 1-1, 最小値: 5-5
(エ) 最大値: 44, 最小値: 00

「代数学」の関連問題

$(2x + 5y - z)^2$ を展開しなさい。

展開多項式因数分解代数
2025/4/11

$(2x + 5y - z)^2$ を展開しなさい。

展開多項式因数分解
2025/4/11

与えられた式 $(x^2+6x+1)(x^2-6x-1)$ を展開する。

式の展開多項式因数分解
2025/4/11

太郎さんと花子さんが全校生徒600人を対象にアンケートを実施した。アンケートの回答数について、一部データが破損したため、メモに残った情報からアンケートの回答数を考える。設問は、アンケートの選択肢A, ...

連立方程式文章問題割合方程式
2025/4/11

与えられた実数 $a$ に対して、方程式 $2\cos^2\theta - \sin\theta = a$ (1) が $0 \le \theta < 2\pi$ の範囲で異なる4つの解を持つような ...

三角関数方程式解の個数二次方程式
2025/4/11

$a = \frac{1}{\sqrt{3} - \sqrt{2}}$ とし、$a$ の小数部分を $t$ とするとき、$\frac{10}{t^2 + 6t + 2}$ の値を求める問題です。

無理数の計算有理化平方根式の計算
2025/4/11

数列 $\{a_n\}$ は $a_1 = 2$, $a_{n+1} = a_n + (2n+2)$ によって定義される。この数列の一般項を $a_n = n^2 + pn + q$ とすると、$p$...

数列漸化式部分分数分解シグマ
2025/4/11

$\ln(ab) = \ln a + \ln b$

対数対数の性質式変形簡略化
2025/4/11

問題は、与えられた条件を満たす2つの二次関数を求めることです。 (1) 3点(0, -4), (1, 0), (-2, 0)を通る二次関数を $y = ax^2 + bx + c$ の形で求めます。 ...

二次関数二次方程式連立方程式関数の決定グラフ
2025/4/11

$(x+y+z)^6$ の展開式における $xy^2z^3$ の係数を、以下の手順で求める問題です。 (1) $(x+y+z)^6$ において、$x+y$を1つのものと考えて、二項定理で展開する。 (...

多項式の展開二項定理組み合わせ係数
2025/4/11