放物線 $y = x^2 - 3x + 4$ を平行移動した曲線で、点 $(2, 4)$ を通り、頂点が直線 $y = 2x + 1$ 上にある放物線の方程式を求める。

代数学放物線平行移動二次関数頂点方程式
2025/6/13

1. 問題の内容

放物線 y=x23x+4y = x^2 - 3x + 4 を平行移動した曲線で、点 (2,4)(2, 4) を通り、頂点が直線 y=2x+1y = 2x + 1 上にある放物線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

まず、与えられた放物線 y=x23x+4y = x^2 - 3x + 4 を平方完成する。
y=x23x+4=(x32)2(32)2+4=(x32)294+164=(x32)2+74y = x^2 - 3x + 4 = (x - \frac{3}{2})^2 - (\frac{3}{2})^2 + 4 = (x - \frac{3}{2})^2 - \frac{9}{4} + \frac{16}{4} = (x - \frac{3}{2})^2 + \frac{7}{4}
したがって、放物線 y=x23x+4y = x^2 - 3x + 4 の頂点は (32,74)(\frac{3}{2}, \frac{7}{4}) である。
平行移動後の放物線の頂点の座標を (p,q)(p, q) とすると、その方程式は y=(xp)2+qy = (x - p)^2 + q と表せる。
また、頂点 (p,q)(p, q) は直線 y=2x+1y = 2x + 1 上にあるので、q=2p+1q = 2p + 1 が成り立つ。
したがって、平行移動後の放物線の方程式は y=(xp)2+2p+1y = (x - p)^2 + 2p + 1 と表せる。
この放物線が点 (2,4)(2, 4) を通るので、
4=(2p)2+2p+14 = (2 - p)^2 + 2p + 1
4=44p+p2+2p+14 = 4 - 4p + p^2 + 2p + 1
0=p22p+10 = p^2 - 2p + 1
0=(p1)20 = (p - 1)^2
p=1p = 1
したがって、q=2p+1=2(1)+1=3q = 2p + 1 = 2(1) + 1 = 3
平行移動後の放物線の方程式は y=(x1)2+3=x22x+1+3=x22x+4y = (x - 1)^2 + 3 = x^2 - 2x + 1 + 3 = x^2 - 2x + 4 となる。

3. 最終的な答え

y=x22x+4y = x^2 - 2x + 4

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