以下の3つの逆三角関数について、それぞれ - 定義の説明 - 定義域と値域 - グラフ を答える問題です。 (1) 逆正弦関数: $y = \sin^{-1}x$ (または $y = \arcsin x$) (2) 逆余弦関数: $y = \cos^{-1}x$ (または $y = \arccos x$) (3) 逆正接関数: $y = \tan^{-1}x$ (または $y = \arctan x$)

解析学逆三角関数定義域値域グラフarcsinarccosarctan
2025/6/13
はい、承知しました。逆三角関数の問題ですね。

1. 問題の内容

以下の3つの逆三角関数について、それぞれ
- 定義の説明
- 定義域と値域
- グラフ
を答える問題です。
(1) 逆正弦関数: y=sin1xy = \sin^{-1}x (または y=arcsinxy = \arcsin x)
(2) 逆余弦関数: y=cos1xy = \cos^{-1}x (または y=arccosxy = \arccos x)
(3) 逆正接関数: y=tan1xy = \tan^{-1}x (または y=arctanxy = \arctan x)

2. 解き方の手順

(1) 逆正弦関数 y=sin1xy = \sin^{-1}x (または y=arcsinxy = \arcsin x)
* **定義:** y=arcsinxy = \arcsin x は、x=sinyx = \sin y となる yy の値です。ただし、yy の範囲は π2yπ2-\frac{\pi}{2} \leq y \leq \frac{\pi}{2} に制限されます。これは、siny\sin y が全範囲で逆関数を持つようにするためです。
* **定義域:** 1x1-1 \leq x \leq 1
* **値域:** π2yπ2-\frac{\pi}{2} \leq y \leq \frac{\pi}{2}
* **グラフ:**
y軸を基準として y=sinxy = \sin x ( π2xπ2-\frac{\pi}{2} \leq x \leq \frac{\pi}{2} ) のグラフを反転させたものになります。
(2) 逆余弦関数 y=cos1xy = \cos^{-1}x (または y=arccosxy = \arccos x)
* **定義:** y=arccosxy = \arccos x は、x=cosyx = \cos y となる yy の値です。ただし、yy の範囲は 0yπ0 \leq y \leq \pi に制限されます。これは、cosy\cos y が全範囲で逆関数を持つようにするためです。
* **定義域:** 1x1-1 \leq x \leq 1
* **値域:** 0yπ0 \leq y \leq \pi
* **グラフ:**
y軸を基準として y=cosxy = \cos x ( 0xπ0 \leq x \leq \pi ) のグラフを反転させたものになります。
(3) 逆正接関数 y=tan1xy = \tan^{-1}x (または y=arctanxy = \arctan x)
* **定義:** y=arctanxy = \arctan x は、x=tanyx = \tan y となる yy の値です。ただし、yy の範囲は π2<y<π2-\frac{\pi}{2} < y < \frac{\pi}{2} に制限されます。これは、tany\tan y が全範囲で逆関数を持つようにするためです。
* **定義域:** <x<-\infty < x < \infty (すべての実数)
* **値域:** π2<y<π2-\frac{\pi}{2} < y < \frac{\pi}{2}
* **グラフ:**
y軸を基準として y=tanxy = \tan x ( π2<x<π2-\frac{\pi}{2} < x < \frac{\pi}{2} ) のグラフを反転させたものになります。

3. 最終的な答え

(1) 逆正弦関数 y=arcsinxy = \arcsin x
* 定義: x=sinyx = \sin y, π2yπ2-\frac{\pi}{2} \leq y \leq \frac{\pi}{2}
* 定義域: 1x1-1 \leq x \leq 1
* 値域: π2yπ2-\frac{\pi}{2} \leq y \leq \frac{\pi}{2}
(2) 逆余弦関数 y=arccosxy = \arccos x
* 定義: x=cosyx = \cos y, 0yπ0 \leq y \leq \pi
* 定義域: 1x1-1 \leq x \leq 1
* 値域: 0yπ0 \leq y \leq \pi
(3) 逆正接関数 y=arctanxy = \arctan x
* 定義: x=tanyx = \tan y, π2<y<π2-\frac{\pi}{2} < y < \frac{\pi}{2}
* 定義域: <x<-\infty < x < \infty
* 値域: π2<y<π2-\frac{\pi}{2} < y < \frac{\pi}{2}
グラフについては、ここではテキストで表現するのが難しいので、説明文を参考にグラフを作成してください。

「解析学」の関連問題

- 問題1(ア): 極限 $\lim_{x \to \infty} (1 + \frac{3}{x})^x$ を求めます。 - 問題1(イ): 極限 $\lim_{x \to 0} \frac{...

極限導関数媒介変数接線法線微分
2025/6/13

与えられた10個の関数について、それぞれ微分を計算せよ。

微分合成関数の微分対数微分三角関数指数関数
2025/6/13

次の無限等比級数の和を求めます。 (1) $\sum_{n=1}^{\infty} (-\frac{1}{4})^{n-1}$ (2) $\sum_{n=1}^{\infty} 5(\frac{\sq...

無限級数等比級数収束
2025/6/13

関数 $y = \tan x$ を $n = 4$ としてマクローリンの定理を適用したときの式 $y = x + \frac{x^3}{ア} + \frac{\sin \theta x(イ + \si...

マクローリン展開テイラーの定理三角関数微分剰余項
2025/6/13

次の無限級数の収束、発散について調べ、収束する場合は、その和を求めよ。 (1) $\frac{1}{1 \cdot 4} + \frac{1}{4 \cdot 7} + \frac{1}{7 \cdo...

無限級数収束発散部分分数分解有理化
2025/6/13

与えられた関数 $f(x) = \frac{2\cos^2x + 6\sin^2x}{\cos^4x}$ を微分せよ。

微分三角関数関数の微分
2025/6/13

$0 < t \leq \frac{1}{2}$ の範囲で $t$ が変化するとき、放物線 $y = \frac{1}{2} \left( t + \frac{x(2-x)}{t} \right)$ ...

放物線領域二次方程式判別式不等式グラフ
2025/6/13

与えられた関数の極限 $\lim_{x \to 1} \frac{1 - x^2}{\sin(x-1)}$ を求める問題です。

極限関数の極限三角関数因数分解
2025/6/13

極限 $\lim_{x \to \infty} x (\tan^{-1} x - \frac{\pi}{2})$ を求めます。問題文には、この極限は $\lim_{x \to \infty} \fra...

極限ロピタルの定理逆三角関数微分
2025/6/13

$\lim_{x \to 0} \frac{\cos x - 1}{x \sin x}$ の極限値をロピタルの定理を用いて求め、$\frac{1}{[ア]}$ の形で表したときの $[ア]$ に入る数...

極限ロピタルの定理微分三角関数
2025/6/13