一辺の長さが1の正三角形ABCに、正方形 $S_1, S_2, S_3, \dots$ が順に内接している。 (1) 正方形 $S_1$ の一辺の長さを求める。 (2) n番目の正方形 $S_n$ の面積 $s_n$ を求める。 (3) これらの正方形の面積の総和 $s = s_1 + s_2 + \dots + s_n + \dots$ を求める。
2025/6/14
1. 問題の内容
一辺の長さが1の正三角形ABCに、正方形 が順に内接している。
(1) 正方形 の一辺の長さを求める。
(2) n番目の正方形 の面積 を求める。
(3) これらの正方形の面積の総和 を求める。
2. 解き方の手順
(1) 正方形 の一辺の長さを とする。正三角形の高さは である。正三角形ABCから、正方形を除いた上部の小さな正三角形の高さを考える。この小さな正三角形の高さは である。この小さな正三角形は、元の正三角形と相似であり、相似比は である。
したがって、
(2) 番目の正方形の一辺の長さを とする。
は、相似な関係から、となる。よって、
となる。
したがって、
(3) 等比数列の和の公式を用いる。
これは初項 、公比 の無限等比級数である。
なので、収束する。
3. 最終的な答え
(1) 正方形 の一辺の長さ:
(2) n番目の正方形 の面積 :
(3) 正方形の面積の総和 :