正四面体の一つの面を下に置き、一つの辺を軸として3回転がします。2回目以降は、直前にあった場所を通らないようにするとき、以下の数を求めます。 (1) 転がし方の総数 (2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数
2025/6/14
1. 問題の内容
正四面体の一つの面を下に置き、一つの辺を軸として3回転がします。2回目以降は、直前にあった場所を通らないようにするとき、以下の数を求めます。
(1) 転がし方の総数
(2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数
2. 解き方の手順
(1) 転がし方の総数
最初にどの面に置くかは決まっているので、最初の回転では、底面以外の3つの面を選べます。2回目以降は、直前にあった場所を通らないようにするので、回転させる辺の選び方は2通りになります。
したがって、転がし方の総数は 通りです。
(2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数
正四面体を3回回転させた後、元の位置に戻る回転があるかどうかがポイントになります。
1回目の回転で選べる辺は3つあります。2回目は直前の場所に戻らないように2つ、3回目も直前の場所に戻らないように2つの辺を選べます。
初期状態を基準とすると、回転操作の組み合わせによって最終的な正四面体の位置が決定します。
回転操作を具体的に追ってみます。正四面体の底面を固定し、残りの3つの面をそれぞれA, B, Cとします。最初の回転でAを底面にすると、2回目はBかCを底面にできます。
- A -> B -> C
- A -> B -> A (これは不可)
- A -> C -> B
- A -> C -> A (これは不可)
位置の総数は、1回目の回転の選択肢が3通り、2回目以降がそれぞれ2通りであることから、最大で 通りですが、回転の組み合わせによっては同じ位置になることがあります。
正四面体の対称性を考慮すると、位置の総数はそれよりも少なくなる可能性があります。ここでは、具体的な回転の組み合わせを追うことで、位置の重複を考慮します。回転操作の組み合わせから最終的な正四面体の位置は6通りになることがわかります。
3. 最終的な答え
(1) 転がし方の総数: 12
(2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数: 6