関数 $f(x) = |4^{x-1} + 4^{-x+1} - 14| - |2^{x-1} + 2^{-x+1} - 4|$ が与えられている。 (1) $t = 2^{x-1} + 2^{-x+1}$ とおいたとき、$t$ の最小値とそのときの $x$ の値を求めよ。また、$t=4$ を満たす $x$ の値を求めよ。 (2) $1+\text{ス} < x < 1 + \text{セ}$ のとき、$f(x)$ を $t$ を用いて表せ。
2025/6/14
以下に問題の解答を示します。
1. 問題の内容
関数 が与えられている。
(1) とおいたとき、 の最小値とそのときの の値を求めよ。また、 を満たす の値を求めよ。
(2) のとき、 を を用いて表せ。
2. 解き方の手順
(1)
に対して、 とおくと、 となる。
相加相乗平均の関係より、 となる。
等号成立条件は、、すなわち、、 ( より)。
より、、。
よって、 は のとき最小値 をとる。
次に、 を満たす の値を求める。
とおくと、
を満たすの値はなので、となる。
を満たすの値は1つなので、この値が答えになる。
(2)
ここで、 であるから、
よって、
したがって、
、すなわち より、。これはありえない。
しかし、問題文の条件から、でなければならない。
なので、 のときを考える。
のとき、
のとき、
では、 であるから、。
このとき、 であるから、。
であるから、。したがって、。
よって、
3. 最終的な答え
サ: 2
シ: 4
ス: 1
セ: 1
ソ: