与えられた微分方程式は $y' + 2x^2y = 0$ です。これは1階線形同次微分方程式です。

解析学微分方程式1階微分方程式変数分離法線形微分方程式同次微分方程式
2025/6/14
## 問題の解答
画像に示された微分方程式を解きます。
画像には複数の問題がありますが、それぞれ解いていきます。
### (i) y+2x2y=0y' + 2x^2y = 0

1. 問題の内容

与えられた微分方程式は y+2x2y=0y' + 2x^2y = 0 です。これは1階線形同次微分方程式です。

2. 解き方の手順

この微分方程式は変数分離法で解くことができます。
まず、y=dydxy' = \frac{dy}{dx}と書き換えます。
dydx+2x2y=0\frac{dy}{dx} + 2x^2y = 0
次に、変数を分離します。
dyy=2x2dx\frac{dy}{y} = -2x^2 dx
両辺を積分します。
dyy=2x2dx\int \frac{dy}{y} = \int -2x^2 dx
lny=23x3+C1\ln|y| = -\frac{2}{3}x^3 + C_1
両辺の指数を取ります。
y=e23x3+C1=eC1e23x3|y| = e^{-\frac{2}{3}x^3 + C_1} = e^{C_1}e^{-\frac{2}{3}x^3}
y=Ce23x3y = Ce^{-\frac{2}{3}x^3} (ただし、C=±eC1C = \pm e^{C_1})

3. 最終的な答え

y=Ce23x3y = Ce^{-\frac{2}{3}x^3}
### (j) y+2xy2=0y' + 2xy^2 = 0

1. 問題の内容

与えられた微分方程式は y+2xy2=0y' + 2xy^2 = 0 です。これは変数分離可能な非線形微分方程式です。

2. 解き方の手順

まず、y=dydxy' = \frac{dy}{dx}と書き換えます。
dydx+2xy2=0\frac{dy}{dx} + 2xy^2 = 0
次に、変数を分離します。
dyy2=2xdx\frac{dy}{y^2} = -2x dx
両辺を積分します。
dyy2=2xdx\int \frac{dy}{y^2} = \int -2x dx
1y=x2+C1-\frac{1}{y} = -x^2 + C_1
1y=x2C1\frac{1}{y} = x^2 - C_1
y=1x2+Cy = \frac{1}{x^2 + C} (ただし、C=C1C = -C_1)

3. 最終的な答え

y=1x2+Cy = \frac{1}{x^2 + C}
### (k) y2x2y2=0y' - 2x^2y^2 = 0

1. 問題の内容

与えられた微分方程式は y2x2y2=0y' - 2x^2y^2 = 0 です。これは変数分離可能な非線形微分方程式です。

2. 解き方の手順

まず、y=dydxy' = \frac{dy}{dx}と書き換えます。
dydx2x2y2=0\frac{dy}{dx} - 2x^2y^2 = 0
次に、変数を分離します。
dyy2=2x2dx\frac{dy}{y^2} = 2x^2 dx
両辺を積分します。
dyy2=2x2dx\int \frac{dy}{y^2} = \int 2x^2 dx
1y=23x3+C1-\frac{1}{y} = \frac{2}{3}x^3 + C_1
1y=23x3C1\frac{1}{y} = -\frac{2}{3}x^3 - C_1
y=123x3+Cy = \frac{1}{-\frac{2}{3}x^3 + C} (ただし、C=C1C = -C_1)

3. 最終的な答え

y=123x3+Cy = \frac{1}{-\frac{2}{3}x^3 + C}
### (l) y+exy=0y' + e^xy = 0

1. 問題の内容

与えられた微分方程式は y+exy=0y' + e^xy = 0 です。これは1階線形同次微分方程式です。

2. 解き方の手順

この微分方程式は変数分離法で解くことができます。
まず、y=dydxy' = \frac{dy}{dx}と書き換えます。
dydx+exy=0\frac{dy}{dx} + e^xy = 0
次に、変数を分離します。
dyy=exdx\frac{dy}{y} = -e^x dx
両辺を積分します。
dyy=exdx\int \frac{dy}{y} = \int -e^x dx
lny=ex+C1\ln|y| = -e^x + C_1
両辺の指数を取ります。
y=eex+C1=eC1eex|y| = e^{-e^x + C_1} = e^{C_1}e^{-e^x}
y=Ceexy = Ce^{-e^x} (ただし、C=±eC1C = \pm e^{C_1})

3. 最終的な答え

y=Ceexy = Ce^{-e^x}
### (m) y+sin(ωx)y=0y' + \sin(\omega x) y = 0

1. 問題の内容

与えられた微分方程式は y+sin(ωx)y=0y' + \sin(\omega x) y = 0 です。これは1階線形同次微分方程式です。

2. 解き方の手順

この微分方程式は変数分離法で解くことができます。
まず、y=dydxy' = \frac{dy}{dx}と書き換えます。
dydx+sin(ωx)y=0\frac{dy}{dx} + \sin(\omega x) y = 0
次に、変数を分離します。
dyy=sin(ωx)dx\frac{dy}{y} = -\sin(\omega x) dx
両辺を積分します。
dyy=sin(ωx)dx\int \frac{dy}{y} = \int -\sin(\omega x) dx
lny=1ωcos(ωx)+C1\ln|y| = \frac{1}{\omega}\cos(\omega x) + C_1
両辺の指数を取ります。
y=e1ωcos(ωx)+C1=eC1e1ωcos(ωx)|y| = e^{\frac{1}{\omega}\cos(\omega x) + C_1} = e^{C_1}e^{\frac{1}{\omega}\cos(\omega x)}
y=Ce1ωcos(ωx)y = Ce^{\frac{1}{\omega}\cos(\omega x)} (ただし、C=±eC1C = \pm e^{C_1})

3. 最終的な答え

y=Ce1ωcos(ωx)y = Ce^{\frac{1}{\omega}\cos(\omega x)}
### (n) yysinx=0y' - \frac{y}{\sin x} = 0

1. 問題の内容

与えられた微分方程式は yysinx=0y' - \frac{y}{\sin x} = 0 です。これは1階線形同次微分方程式です。

2. 解き方の手順

この微分方程式は変数分離法で解くことができます。
まず、y=dydxy' = \frac{dy}{dx}と書き換えます。
dydxysinx=0\frac{dy}{dx} - \frac{y}{\sin x} = 0
次に、変数を分離します。
dyy=dxsinx\frac{dy}{y} = \frac{dx}{\sin x}
両辺を積分します。
dyy=cscxdx\int \frac{dy}{y} = \int \csc x dx
lny=lncscx+cotx+C1\ln|y| = -\ln|\csc x + \cot x| + C_1
lny=ln1cscx+cotx+C1\ln|y| = \ln|\frac{1}{\csc x + \cot x}| + C_1
y=C1cscx+cotxy = C\frac{1}{\csc x + \cot x}
y=C(cscxcotx)y = C(\csc x - \cot x) (恒等式 csc2xcot2x=1\csc^2x - \cot^2x=1 を使用)
または
y=Ctan(x2)y = C \tan(\frac{x}{2})

3. 最終的な答え

y=Ctan(x2)y = C \tan(\frac{x}{2})
### (o) y+tan(x)y=0y' + \tan(x) y = 0

1. 問題の内容

与えられた微分方程式は y+tan(x)y=0y' + \tan(x) y = 0 です。これは1階線形同次微分方程式です。

2. 解き方の手順

この微分方程式は変数分離法で解くことができます。
まず、y=dydxy' = \frac{dy}{dx}と書き換えます。
dydx+tan(x)y=0\frac{dy}{dx} + \tan(x) y = 0
次に、変数を分離します。
dyy=tan(x)dx\frac{dy}{y} = -\tan(x) dx
両辺を積分します。
dyy=tan(x)dx\int \frac{dy}{y} = \int -\tan(x) dx
lny=lncos(x)+C1\ln|y| = \ln|\cos(x)| + C_1
y=Ccos(x)y = C\cos(x)

3. 最終的な答え

y=Ccos(x)y = C\cos(x)
### (p) y+ln(x)y=0y' + \ln(x) y = 0

1. 問題の内容

与えられた微分方程式は y+ln(x)y=0y' + \ln(x) y = 0 です。これは1階線形同次微分方程式です。

2. 解き方の手順

この微分方程式は変数分離法で解くことができます。
まず、y=dydxy' = \frac{dy}{dx}と書き換えます。
dydx+ln(x)y=0\frac{dy}{dx} + \ln(x) y = 0
次に、変数を分離します。
dyy=ln(x)dx\frac{dy}{y} = -\ln(x) dx
両辺を積分します。
dyy=ln(x)dx\int \frac{dy}{y} = \int -\ln(x) dx
ln(x)dx=xln(x)x+C2\int \ln(x) dx = x\ln(x) - x + C_2 (部分積分を使用)
lny=xln(x)+x+C1\ln|y| = -x\ln(x) + x + C_1
y=Cexln(x)+xy = Ce^{-x\ln(x) + x}
y=Cex(1ln(x))y = C e^{x(1-\ln(x))}

3. 最終的な答え

y=Cex(1ln(x))y = Ce^{x(1-\ln(x))}

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