2種類のくじAとくじBがある。くじAは10本中3本が当たりで、当たりを引くと150点がもらえる。くじBは15本中4本が当たりで、当たりを引くと200点がもらえる。くじAとくじBそれぞれの期待値を計算し、どちらのくじを引いた方が期待値が高くなるかを答える。

確率論・統計学期待値確率くじ
2025/6/14

1. 問題の内容

2種類のくじAとくじBがある。くじAは10本中3本が当たりで、当たりを引くと150点がもらえる。くじBは15本中4本が当たりで、当たりを引くと200点がもらえる。くじAとくじBそれぞれの期待値を計算し、どちらのくじを引いた方が期待値が高くなるかを答える。

2. 解き方の手順

まず、くじAの期待値を計算する。
当たる確率は 3/103/10 で、当たった場合の得点は150点なので、くじAの期待値は
E(A)=310×150E(A) = \frac{3}{10} \times 150
次に、くじBの期待値を計算する。
当たる確率は 4/154/15 で、当たった場合の得点は200点なので、くじBの期待値は
E(B)=415×200E(B) = \frac{4}{15} \times 200
E(A)=310×150=45E(A) = \frac{3}{10} \times 150 = 45
E(B)=415×200=80015=160353.33E(B) = \frac{4}{15} \times 200 = \frac{800}{15} = \frac{160}{3} \approx 53.33
E(A)=45E(A) = 45 であり、E(B)53.33E(B) \approx 53.33 であるから、くじBを引いた方が期待値が高くなる。

3. 最終的な答え

くじAを選んだときもらえる点の期待値は 45 であり、くじBを選んだときもらえる点の期待値は 160/3 である。
これより、Bのくじを引いた方がもらえる点は多くなると期待される。

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