ベン図を描き、各領域の人数を考える。
まず、全体(P, Q, Rの少なくとも1つを受講した人)は80人である。
Pの受講者は36人、Qの受講者は28人、Rの受講者は33人である。
PとQの両方を受講した人は8人である。
Pのみを受講した人数をa、Qのみを受講した人数をb、Rのみを受講した人数をcとする。
PとRの両方を受講したがQは受講しなかった人数をx、QとRの両方を受講したがPは受講しなかった人数をy、P, Q, Rすべてを受講した人数をzとする。
与えられた情報から、以下の式が成り立つ。
a+x+z+8=36 (Pの受講者) b+y+z+8=28 (Qの受講者) c+x+y+z=33 (Rの受講者) a+b+c+x+y+z+8=80 (全体の人数) これらの式を整理すると、
a+x+z=28 b+y+z=20 c+x+y+z=33 a+b+c+x+y+z=72 a+x+z=28 より a=28−x−z b+y+z=20 より b=20−y−z a+b+c+x+y+z=72 に代入すると、 28−x−z+20−y−z+c+x+y+z=72 48−z+c=72 c+x+y+z=33 に c=z+24を代入すると、 z+24+x+y+z=33 x+y+2z=9 ここで、a,b,c,x,y,z は非負の整数である必要がある。 x+y+2z=9より、x+yは奇数でなければならない。 全体の受講者数に注目して、
36+28+33−8−x−y−z=80ではないことに注意。なぜならこれは重複受講者がいるからである。 36+28+33=97 97−(a+b+c+x+y+z+8)−(x+y+z)−(8−8)=0 97−80−(x+y+z)=9 17=x+y+z+8+(重複) 3つの合計引く2つの合計引くすべての合計の式は使えない。
P, Q, Rの少なくとも1つを受講した人数を求める式は、
∣P∪Q∪R∣=∣P∣+∣Q∣+∣R∣−∣P∩Q∣−∣Q∩R∣−∣R∩P∣+∣P∩Q∩R∣ 80=36+28+33−8−(y+z)−(x+z)+z 80=89−8−x−y−z 80=81−x−y−z x+y+z=1 x+y+2z=9より、x+y=1,z=0とすると矛盾する。 x+y+2z=9 c+x+y+z=33 x+y+z=1 を c+x+y+z=33 に代入すると、