ある薬について、女性と男性で副作用の発生率に差があるかを検証する問題です。女性5名への投与で3名に副作用が見られ、男性10名への投与では1名に副作用が見られました。この結果から、女性に副作用が多くみられることが統計的に証明できるかどうかを判断します。
2025/6/15
1. 問題の内容
ある薬について、女性と男性で副作用の発生率に差があるかを検証する問題です。女性5名への投与で3名に副作用が見られ、男性10名への投与では1名に副作用が見られました。この結果から、女性に副作用が多くみられることが統計的に証明できるかどうかを判断します。
2. 解き方の手順
この問題は、統計的な仮説検定の考え方を用いて解くことができます。しかし、P値が与えられていないため、直接的なP値による判断はできません。
しかし、割合を比較することによって、ある程度の判断をすることができます。
まず、女性の副作用発生率と男性の副作用発生率を計算します。
女性の副作用発生率:
男性の副作用発生率:
女性の副作用発生率は0.6であり、男性の副作用発生率は0.1です。
なので、女性の方が副作用発生率が高いです。
選択肢を見ると、P値が0.05より小さいか大きいかで判断するものがいくつかあります。P値による判断を行うためには、正確なP値を計算する必要がありますが、この問題ではP値は与えられていません。
しかし、最後の選択肢である「3/5は1/10より明らかに大きいので証明される」という選択肢は、上記の計算結果から正しいと判断できます。
3. 最終的な答え
3/5は1/10より明らかに大きいので証明される