20個の値からなるデータがあり、そのうち15個の値の平均値は10で分散は5、残りの5個の値の平均値は14で分散は13である。このデータの平均値と分散を求めよ。

確率論・統計学平均分散統計
2025/6/15

1. 問題の内容

20個の値からなるデータがあり、そのうち15個の値の平均値は10で分散は5、残りの5個の値の平均値は14で分散は13である。このデータの平均値と分散を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、全体の平均値を求める。
全体の合計値は、15個のデータの合計値と5個のデータの合計値の和である。
15個のデータの合計値は、平均値×個数 = 10×15=15010 \times 15 = 150
5個のデータの合計値は、平均値×個数 = 14×5=7014 \times 5 = 70
全体の合計値は、150+70=220150 + 70 = 220
全体の平均値は、合計値÷個数 = 220÷20=11220 \div 20 = 11
次に、全体の分散を求める。
分散の公式は、V(X)=E(X2)(E(X))2V(X) = E(X^2) - (E(X))^2 であり、E(X)E(X) は平均、E(X2)E(X^2)は二乗の平均を表す。
この公式を変形して、E(X2)=V(X)+(E(X))2E(X^2) = V(X) + (E(X))^2を得る。
15個のデータのX2X^2の平均は、5+102=1055 + 10^2 = 105
15個のデータのX2X^2の合計は、105×15=1575105 \times 15 = 1575
5個のデータのX2X^2の平均は、13+142=20913 + 14^2 = 209
5個のデータのX2X^2の合計は、209×5=1045209 \times 5 = 1045
20個全体のX2X^2の合計は、1575+1045=26201575 + 1045 = 2620
20個全体のX2X^2の平均は、2620÷20=1312620 \div 20 = 131
20個全体の分散は、131112=131121=10131 - 11^2 = 131 - 121 = 10

3. 最終的な答え

平均値: 11
分散: 10

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