以下の4つの定積分を求める問題です。 (1) $\int_0^{2\pi} \frac{1}{\cos\theta - 2} d\theta$ (2) $\int_0^{2\pi} \frac{1}{5 + 3\sin\theta} d\theta$ (3) $\int_0^{2\pi} \frac{1}{5 - 4\cos\theta} d\theta$ (4) $\int_0^{2\pi} \frac{1}{(\cos\theta + 2)^2} d\theta$
2025/6/15
1. 問題の内容
以下の4つの定積分を求める問題です。
(1)
(2)
(3)
(4)
2. 解き方の手順
これらの定積分は、一般的に複素積分を用いて計算します。具体的には、 という変数変換を行い、単位円上の積分に帰着させます。このとき、より、となります。また、、となります。
(1) の場合:
の解は、。 の内部にあるのは のみ。
ここで留数定理を用いた。
(2) の場合:
の解は、。 の内部にあるのは のみ。
(3) の場合:
の解は、。 の内部にあるのは のみ。
(4) の場合:
の解は、。 の内部にあるのは のみ。
. この場合、留数は2位の極であるため、通常の留数定理の計算に加え、1階微分が必要になります。
.
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)