一辺の長さが12cmの正方形ABCDがあります。 E, Fは辺AB上の点でAE=EF=FBであり、G, Hは辺DC上の点でDG = GH = HCです。PはEHとFGの交点、QはEHとBGの交点です。 (1) EHの長さを求めよ。 (2) PQの長さを求めよ。 (3) 四角形PFBQの面積を求めよ。

幾何学正方形三平方の定理座標平面台形面積
2025/3/28
はい、承知いたしました。

1. 問題の内容

一辺の長さが12cmの正方形ABCDがあります。
E, Fは辺AB上の点でAE=EF=FBであり、G, Hは辺DC上の点でDG = GH = HCです。PはEHとFGの交点、QはEHとBGの交点です。
(1) EHの長さを求めよ。
(2) PQの長さを求めよ。
(3) 四角形PFBQの面積を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) EHの長さを求める。
三角形AEHにおいて三平方の定理を用いる。
AE = AB/3 = 12/3 = 4 cm
AH = AD = 12 cm
EH=AE2+AH2=42+122=16+144=160=410EH = \sqrt{AE^2 + AH^2} = \sqrt{4^2 + 12^2} = \sqrt{16 + 144} = \sqrt{160} = 4\sqrt{10} cm
(2) PQの長さを求める。
PQの長さを求めるためには点Pと点Qの座標をそれぞれ求める必要がある。
まず、点Eを原点(0, 0)とし、ABをx軸、ADをy軸とする座標系を定める。
この時、各点の座標は以下のようになる。
A(0, 0), B(12, 0), C(12, 12), D(0, 12), E(4, 0), F(8, 0), G(4, 12), H(8, 12)
直線EHの方程式は、傾きが12084=124=3\frac{12-0}{8-4} = \frac{12}{4} = 3 であり、点E(4, 0)を通ることから、
y=3(x4)y = 3(x - 4)
y=3x12y = 3x - 12
直線FGの方程式は、傾きが12048=124=3\frac{12-0}{4-8} = \frac{12}{-4} = -3 であり、点F(8, 0)を通ることから、
y=3(x8)y = -3(x - 8)
y=3x+24y = -3x + 24
点Pは直線EHと直線FGの交点なので、
3x12=3x+243x - 12 = -3x + 24
6x=366x = 36
x=6x = 6
y=3(6)12=1812=6y = 3(6) - 12 = 18 - 12 = 6
よって、P(6, 6)
直線BGの方程式は、傾きが120412=128=32\frac{12-0}{4-12} = \frac{12}{-8} = -\frac{3}{2} であり、点B(12, 0)を通ることから、
y=32(x12)y = -\frac{3}{2}(x - 12)
y=32x+18y = -\frac{3}{2}x + 18
点Qは直線EHと直線BGの交点なので、
3x12=32x+183x - 12 = -\frac{3}{2}x + 18
6x24=3x+366x - 24 = -3x + 36
9x=609x = 60
x=203x = \frac{20}{3}
y=3(203)12=2012=8y = 3(\frac{20}{3}) - 12 = 20 - 12 = 8
よって、Q(203\frac{20}{3}, 8)
PQの長さは、
PQ=(2036)2+(86)2=(23)2+22=49+4=409=2103PQ = \sqrt{(\frac{20}{3} - 6)^2 + (8 - 6)^2} = \sqrt{(\frac{2}{3})^2 + 2^2} = \sqrt{\frac{4}{9} + 4} = \sqrt{\frac{40}{9}} = \frac{2\sqrt{10}}{3} cm
(3) 四角形PFBQの面積を求める。
四角形PFBQは台形なので、面積は
S=(PF+BQ)×FB2S = \frac{(PF + BQ) \times FB}{2}
PF = (86)2+(06)2=4+36=40=210\sqrt{(8-6)^2 + (0-6)^2} = \sqrt{4+36} = \sqrt{40} = 2\sqrt{10}
BQ = (12203)2+(08)2=(163)2+64=2569+5769=8329=8133\sqrt{(12-\frac{20}{3})^2 + (0-8)^2} = \sqrt{(\frac{16}{3})^2 + 64} = \sqrt{\frac{256}{9} + \frac{576}{9}} = \sqrt{\frac{832}{9}} = \frac{8\sqrt{13}}{3}
FB = 4 cm
四角形PFBQの面積は台形PFBQの面積ではない。
四角形PFBQの面積は、三角形FBQの面積 + 三角形PFBの面積で求められる。
三角形FBQの面積 = 12×FB×Qy座標=12×4×8=16\frac{1}{2} \times FB \times Qのy座標 = \frac{1}{2} \times 4 \times 8 = 16
三角形PFBの面積 = 12×FB×Py座標=12×4×6=12\frac{1}{2} \times FB \times Pのy座標 = \frac{1}{2} \times 4 \times 6 = 12
四角形PFBQの面積 = 16 + 12 = 28 cm2cm^2

3. 最終的な答え

(1) EHの長さ: 4104\sqrt{10} cm
(2) PQの長さ: 2103\frac{2\sqrt{10}}{3} cm
(3) 四角形PFBQの面積: 28 cm2cm^2

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