三角形ABCがあり、AB=3, BC=8, AC=7とする。 (1) 辺AC上に点DをAD=3となるようにとり、三角形ABDの外接円と直線BCの交点でBと異なるものをEとする。 このとき、BC * CE = [アイ]であるから、CE = [ウ]/[エ]である。直線ABと直線DEの交点をFとするとき、BF/AF = [オカ]/[キ]であるから、AF = [クケ]/[コ]である。 (2) 角ABC = [サシ]度である。三角形ABCの内接円の半径は、[ス]√[セ]/[ソ]であり、三角形ABCの内心をIとするとBI = [タ]√[チ]/[ツ]である。

幾何学三角形方べきの定理メネラウスの定理余弦定理内接円ヘロンの公式角度
2025/6/15
はい、この数学の問題を解きましょう。

1. 問題の内容

三角形ABCがあり、AB=3, BC=8, AC=7とする。
(1) 辺AC上に点DをAD=3となるようにとり、三角形ABDの外接円と直線BCの交点でBと異なるものをEとする。
このとき、BC * CE = [アイ]であるから、CE = [ウ]/[エ]である。直線ABと直線DEの交点をFとするとき、BF/AF = [オカ]/[キ]であるから、AF = [クケ]/[コ]である。
(2) 角ABC = [サシ]度である。三角形ABCの内接円の半径は、[ス]√[セ]/[ソ]であり、三角形ABCの内心をIとするとBI = [タ]√[チ]/[ツ]である。

2. 解き方の手順

(1)
方べきの定理より、BC * CE = AC * CD。
BCCE=ACCDBC \cdot CE = AC \cdot CD
8CE=7(73)8 \cdot CE = 7 \cdot (7-3)
8CE=748 \cdot CE = 7 \cdot 4
8CE=288 \cdot CE = 28
CE=288=72CE = \frac{28}{8} = \frac{7}{2}
よって、[アイ] = 28であり、CE = 7/2となる。したがって、[ウ]=7, [エ]=2。
メネラウスの定理より(三角形ABFと直線DEについて考える):
ADDCCEEBBFFA=1 \frac{AD}{DC} \cdot \frac{CE}{EB} \cdot \frac{BF}{FA} = 1
347/28+(7/2)BFAF=1 \frac{3}{4} \cdot \frac{7/2}{8 + (-7/2)} \cdot \frac{BF}{AF} = 1
347/29/2BFAF=1 \frac{3}{4} \cdot \frac{7/2}{9/2} \cdot \frac{BF}{AF} = 1
3479BFAF=1 \frac{3}{4} \cdot \frac{7}{9} \cdot \frac{BF}{AF} = 1
712BFAF=1 \frac{7}{12} \cdot \frac{BF}{AF} = 1
BFAF=127 \frac{BF}{AF} = \frac{12}{7}
よって、[オカ] = 12、[キ] = 7
BF=BA+AFBF = BA + AFなので、BF=3+AFBF = 3 + AF
3+AFAF=127 \frac{3 + AF}{AF} = \frac{12}{7}
7(3+AF)=12AF 7(3 + AF) = 12AF
21+7AF=12AF 21 + 7AF = 12AF
21=5AF 21 = 5AF
AF=215 AF = \frac{21}{5}
よって、[クケ] = 21、[コ] = 5
(2)
余弦定理より、
AC2=AB2+BC22ABBCcos(ABC)AC^2 = AB^2 + BC^2 - 2 \cdot AB \cdot BC \cdot \cos(\angle ABC)
72=32+82238cos(ABC)7^2 = 3^2 + 8^2 - 2 \cdot 3 \cdot 8 \cdot \cos(\angle ABC)
49=9+6448cos(ABC)49 = 9 + 64 - 48 \cos(\angle ABC)
49=7348cos(ABC)49 = 73 - 48 \cos(\angle ABC)
48cos(ABC)=2448 \cos(\angle ABC) = 24
cos(ABC)=12\cos(\angle ABC) = \frac{1}{2}
ABC=60\angle ABC = 60^{\circ}
よって、[サシ] = 60
三角形ABCの面積をSとする。ヘロンの公式を用いる。
s=3+8+72=9s = \frac{3 + 8 + 7}{2} = 9
S=s(sa)(sb)(sc)=9(93)(98)(97)=9612=108=63S = \sqrt{s(s-a)(s-b)(s-c)} = \sqrt{9(9-3)(9-8)(9-7)} = \sqrt{9 \cdot 6 \cdot 1 \cdot 2} = \sqrt{108} = 6\sqrt{3}
内接円の半径をrとすると、S=rsS = rsより、
63=9r6\sqrt{3} = 9r
r=639=233r = \frac{6\sqrt{3}}{9} = \frac{2\sqrt{3}}{3}
よって、[ス] = 2、[セ] = 3、[ソ] = 3
BIの長さを求める。
ABI=12ABC=30\angle ABI = \frac{1}{2} \angle ABC = 30^{\circ}
BAI=12BAC\angle BAI = \frac{1}{2} \angle BAC
正弦定理より、
BCsinA=ACsinB=ABsinC\frac{BC}{\sin A} = \frac{AC}{\sin B} = \frac{AB}{\sin C}
8sinA=7sin60=3sinC\frac{8}{\sin A} = \frac{7}{\sin 60} = \frac{3}{\sin C}
sinA=8sin607=8314=437\sin A = \frac{8 \sin 60}{7} = \frac{8 \sqrt{3}}{14} = \frac{4\sqrt{3}}{7}
AI=rsin(A/2)AI = \frac{r}{\sin(A/2)} は使えなさそう。別の方法を考える。
BIC=90+A2\angle BIC = 90 + \frac{A}{2}
正弦定理を三角形ABIに用いると、
BIsin(A/2)=ABsin(90+C/2)\frac{BI}{\sin(A/2)} = \frac{AB}{\sin(90+C/2)}
もしくは、
IBC=12ABC=30\angle IBC = \frac{1}{2} \angle ABC = 30
内接円の中心から辺ABに下ろした垂線の足をHとすると、IH = r
三角形IBHにおいて、sin30=IHBI=rBI\sin 30 = \frac{IH}{BI} = \frac{r}{BI}
BI=rsin30=23/31/2=433BI = \frac{r}{\sin 30} = \frac{2\sqrt{3}/3}{1/2} = \frac{4\sqrt{3}}{3}
よって、[タ] = 4、[チ] = 3、[ツ] = 3

3. 最終的な答え

(アイ) 28
(ウ)/(エ) 7/2
(オカ)/(キ) 12/7
(クケ)/(コ) 21/5
(サシ) 60
(ス)√[セ]/(ソ) (2√3)/3
(タ)√[チ]/(ツ) (4√3)/3

「幾何学」の関連問題

一辺の長さが2の正六角形ABCDEFにおいて、内積$\overrightarrow{AB} \cdot \overrightarrow{AF}$, $\overrightarrow{AB} \cdot...

ベクトル内積正六角形幾何ベクトル
2025/6/23

大きい正方形と小さい正方形が組み合わされた図において、大きい正方形の一辺が55cm、小さい正方形の一辺が15cmであるとき、黒く塗られた部分の面積を求める問題です。

面積正方形図形
2025/6/23

放物線 $y = 2x^2 - 4x + 1$ を、直線 $y = -2$ に関して対称移動して得られる放物線の方程式を求める。

放物線対称移動二次関数
2025/6/23

次の不等式の表す領域を図示せよ。 $x^2 + y^2 - 4y + 3 > 0$

不等式領域図示
2025/6/23

次の不等式の表す領域を図示する問題です。 (3) $y \le 3x + 6$ (4) $x + y > 3$ (6) $4x + 3y - 12 \le 0$

不等式領域グラフ直線
2025/6/23

次の不等式の表す領域を図示する問題です。今回は、(3) $y \le 3x + 6$ と (6) $4x + 3y - 12 \le 0$ の2つの不等式について領域を図示します。

不等式領域グラフ
2025/6/23

円 $x^2 + y^2 = r^2$ と直線 $3x + y - 10 = 0$ について、以下の2つの問いに答えます。 (1) 円と直線が接するとき、半径 $r$ の値を求めます。 (2) 円と直...

直線接する共有点点と直線の距離
2025/6/23

次の不等式の表す領域を図示する問題です。 (1) $1 < x^2 + y^2 < 9$ (2) $16 \le x^2 + y^2 \le 25$

不等式領域座標平面
2025/6/23

条件 $p$:「四角形 ABCD がひし形」が、条件 $q$:「四角形 ABCD が平行四辺形」であるための何であるか(必要十分条件、必要条件、十分条件、どちらでもない)を答える問題です。

命題必要十分条件図形
2025/6/23

与えられた連立不等式が表す領域を図示する問題です。問題は3つあります。 (1) $ \begin{cases} y > x \\ x^2 + y^2 > 1 \end{cases} $ (2) $ \...

不等式領域図示連立不等式直線
2025/6/23