次の不等式の表す領域を図示する問題です。今回は、(3) $y \le 3x + 6$ と (6) $4x + 3y - 12 \le 0$ の2つの不等式について領域を図示します。

幾何学不等式領域グラフ
2025/6/23

1. 問題の内容

次の不等式の表す領域を図示する問題です。今回は、(3) y3x+6y \le 3x + 6 と (6) 4x+3y1204x + 3y - 12 \le 0 の2つの不等式について領域を図示します。

2. 解き方の手順

(3) y3x+6y \le 3x + 6 について
* まず、不等号を等号に置き換えた直線 y=3x+6y = 3x + 6 を描きます。
* 直線 y=3x+6y = 3x + 6 上の点は領域に含まれるので、実線で描きます。
* 次に、直線より下の領域と上の領域のどちらが不等式を満たすか調べます。例えば、x=0x = 0y=0y = 0 を不等式に代入すると、03(0)+60 \le 3(0) + 6 となり、060 \le 6 となるので、不等式を満たします。したがって、直線より下の領域が不等式を満たす領域になります。
* したがって、求める領域は直線 y=3x+6y = 3x + 6 とその下の領域です。
(6) 4x+3y1204x + 3y - 12 \le 0 について
* まず、不等号を等号に置き換えた直線 4x+3y12=04x + 3y - 12 = 0 を描きます。
これを変形すると 3y=4x+123y = -4x + 12、つまり y=43x+4y = -\frac{4}{3}x + 4 となります。
* 直線 4x+3y12=04x + 3y - 12 = 0 上の点は領域に含まれるので、実線で描きます。
* 次に、直線より下の領域と上の領域のどちらが不等式を満たすか調べます。例えば、x=0x = 0y=0y = 0 を不等式に代入すると、4(0)+3(0)1204(0) + 3(0) - 12 \le 0 となり、120-12 \le 0 となるので、不等式を満たします。したがって、直線より下の領域が不等式を満たす領域になります。
* したがって、求める領域は直線 4x+3y12=04x + 3y - 12 = 0 とその下の領域です。

3. 最終的な答え

(3) y3x+6y \le 3x + 6: 直線 y=3x+6y = 3x + 6 とその下の領域(直線を含む)。
(6) 4x+3y1204x + 3y - 12 \le 0: 直線 4x+3y12=04x + 3y - 12 = 0 (または y=43x+4y = -\frac{4}{3}x + 4) とその下の領域(直線を含む)。

「幾何学」の関連問題

図に示された三角形において、角度が $110^\circ$ の外角を持つ三角形の、もう一つの角度(クエスチョンマークで示された角度)の大きさを求める問題です。

三角形内角外角角度
2025/6/23

(1) ベクトル $\vec{a} = (1, -2)$ とベクトル $\vec{b} = (3, -1)$ のなす角 $\theta$ を求める。 (2) ベクトル $(\sqrt{3}, 1)$ ...

ベクトル内積角度単位ベクトル
2025/6/23

一辺の長さが2の正六角形ABCDEFにおいて、内積$\overrightarrow{AB} \cdot \overrightarrow{AF}$, $\overrightarrow{AB} \cdot...

ベクトル内積正六角形幾何ベクトル
2025/6/23

大きい正方形と小さい正方形が組み合わされた図において、大きい正方形の一辺が55cm、小さい正方形の一辺が15cmであるとき、黒く塗られた部分の面積を求める問題です。

面積正方形図形
2025/6/23

放物線 $y = 2x^2 - 4x + 1$ を、直線 $y = -2$ に関して対称移動して得られる放物線の方程式を求める。

放物線対称移動二次関数
2025/6/23

次の不等式の表す領域を図示せよ。 $x^2 + y^2 - 4y + 3 > 0$

不等式領域図示
2025/6/23

次の不等式の表す領域を図示する問題です。 (3) $y \le 3x + 6$ (4) $x + y > 3$ (6) $4x + 3y - 12 \le 0$

不等式領域グラフ直線
2025/6/23

円 $x^2 + y^2 = r^2$ と直線 $3x + y - 10 = 0$ について、以下の2つの問いに答えます。 (1) 円と直線が接するとき、半径 $r$ の値を求めます。 (2) 円と直...

直線接する共有点点と直線の距離
2025/6/23

次の不等式の表す領域を図示する問題です。 (1) $1 < x^2 + y^2 < 9$ (2) $16 \le x^2 + y^2 \le 25$

不等式領域座標平面
2025/6/23

条件 $p$:「四角形 ABCD がひし形」が、条件 $q$:「四角形 ABCD が平行四辺形」であるための何であるか(必要十分条件、必要条件、十分条件、どちらでもない)を答える問題です。

命題必要十分条件図形
2025/6/23